ベルトドライブにおいて、ウィールの変更で口径が変わると、トップスピードやトルク特性を適正に保つために(あえて崩すこともあるが)ギヤ比を変えることがあるかもしれない。既製の完成品ボードだとギヤ比の変更まではやらないかもしれない。
例えば80mm台から100mm台までウィールが大きくなると特性があからさまに変わる。ギヤ比を変えずにウィールだけ大きくすると加速やブレーキが鈍くなったり、その代償として最高速が伸びたりする。そこでギヤ比を変える(ローギヤード)ことで元の特性に戻すことがある。
大半のベルトドライブはモーターの位置をズラすことでそれなりには対応できるが、極端にギヤ比が変わるとベルトの長さが足りなくなったり余ったりするケースもある。ズラすにも場合によっては限度があるのだ。またバラ売りのドライブを買うときにどの長さのベルトをチョイスするか迷うケースもあるだろう。
今回はそんな悩みを解消する最適なベルトの長さ測定法を紹介する。
↑ まず、モーターマウントのモーター軸とトラック側のアクスルシャフト軸の距離を定規で測る。モーター側は調整範囲の真ん中くらいでいいだろう。今回は仮に65mmとしよう。
あとはこのサイトで計算できる。
↑ リンク先の計算。先程のモーターマウントの軸間(mm)、プーリーの歯数、ベルトのピッチ(HTD5なら5mm)を入力すれば必要なベルトの長さがわかる。この場合は263.897と出たので260mm、または265mmのベルトでOKだ。
↑ ベルトはAliExpressで「htd5m belt」検索するとたくさん見つかる。長さを調べて自分のボードに合ったベルトを購入しよう。また、ベルトには幅もある。プーリー幅も調べて適切な幅(太さ)のベルトを選ぼう。
“改訂版・最適なベルトの長さ測定法(2021.8改訂)” への2件のフィードバック
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