走行充電器でいくぞ!(シガーソケットと電動スケボー編)

前回はマルチボルトを走行充電したが、今回はシガーソケットの12V10Aを昇圧し42V2.8Aで充電してみる。

↑ 前回と違うのは出力側がDCプラグになったこと(前回はマルチボルトバッテリーターミナル18V用)、昇圧型調整式DCDCコンバーターがタッパーに入っていること、そして電流と電圧を測れるメーターを「出力側」に取り付けたことだ。
↑ スタート時の電圧38.9V。入力(この場合12V)無しで出力側とボードを接続するとボードの電圧が分かる。アリエクで買ったこのメーターはかなり優秀だ。電流は20Aまで計測できるし、シャントなどを必要としない。意外にも電流も測る場合、10A以上なら別途シャントを用意しないとならないケースが多い。電動スケボーの充電において出力側が10Aを越えることはほぼ無いが、やはり余裕は欲しい。このメーターは計測時のブレもなく使い勝手が良い。

ちなみに入力側だけ(今回においてはシガーソケット)を接続した場合、このメーターは設定出力電圧および0Aが表示される。このときに出力電圧を調整するのだ。前回のマルチボルトは20.5Vだったので今回は42Vに調整する。出力側(ボード)にはまだ接続してないので電流はわからない。前回は6Aちょいで充電していた。42V × 6A=252W。このままだとヤバすぎるので電流はこの時点で適当に左にぐるぐる回して下げておく。下げずに全てを接続させてエンジンを掛けた場合、速攻で車側のACCのヒューズが切れる。

↑ 少し薄暗い画像だが、出力側(今回はボード)を接続させた状態でシガーソケットと入力を接続しエンジンを掛けるとこのようになる。若干電圧が上がり充電が始まる。とりあえず電流を右に慎重に回して2.85Aにしてみた。

今回の充電対象はEVOLVE GTX改なんだかんだで付き合いの長い相棒だ。では30km以上離れた大戸屋にご飯を食べに行きつつ、このGTX改を走行充電していく。

低電圧保護をうまく調整するとアイドリングストップ時には電流が半分くらいまで下がる。(この調整に関しては前回の投稿を参照)

ただし一気には下がらず時間の経過とともに少しずつ下がり、20〜30秒も止まっていれば半分くらいまで下がるという具合だ。これはその車のバッテリー能力にもよると思う。走り出すと数秒で設定電流(今回は2.85A)に戻る。アイドリングストップ付きの車ならこれをうまく活用したい。車のバッテリーの負担を少しでも軽くしたいからだ。人によってはアンドリングストップキャンセラーを使ってそもそもアイドリングストップをさせないのも手だろう。

↑ ご飯を食べて帰ってきた。食事時間も含めて2時間ちょいというところか。2V弱、充電された。

このGTX改は25Ah(900Wh)。3A弱(今回はおおむね120W)で充電するなら残量のない状態からだとかなり時間が掛かる。今回は実験ではあるが、充電時間を考えるとあまりシガーソケットによる充電は現実的ではない。そのうちバッ直360W充電を試すだろう。マルチボルトバッテリー2個なら288Wh。これくらいならシガーソケットでもまあなんとか、というところだ。

↑ ここからはオマケ・・・というより場合によってはここからが今回の投稿におけるメインかもしれない。マルチボルトはこのように2個同時に充電できるようにアダプターをダブル仕様にした。これは36V用のバッテリーターミナルを並列で使用している。18V用を使わなかった理由はこの下に記述する小型の降圧DCDCコンバーターの入力電圧が20V〜75Vだからだ。この自作アダプターで充電するときの電圧設定も、前回投稿時の18V用での20.5Vから41Vに変更となる。
↑ そしてこんなものを作った。アリエクで売っていた20V〜75Vのワイド入力の小型降圧DCDCコンバーターとシガーソケット、USBコネクタを組み合わせた物だ。ケースは自前設計の3Dプリンター製。この内部にある小型 DCDCコンバーターはキッチリ12.5Vを出力する。
↑ このようにマルチボルトバッテリーを12Vに降圧し、シガーソケットタイプの12V送風機を回してみた。先ほどのマルチボルトダブルバッテリーアダプターは充電だけでなく、このように送電にも使えるのだ。バッテリーも2個なので、ひとつで容量が倍のバッテリーという見方もできる。
↑ そして充電に使ったケーブルを降圧コンバーターに接続することでボードのバッテリーによって送風機を回すこともできる。ボードの充電ジャックから出力させる手法は知人から教えてもらった。ボードと降圧コンバーターの間のケーブルは片方が DCプラグ、もう片方はXT90Sアンチスパーク。この挿し順に決まりがあり、まずボードの充電ジャックに DCプラグを挿し、そのあとにXT90Sを降圧コンバーターに挿す。この順番が逆になると、 DCプラグを(あとに)挿した瞬間に「パチっ」と嫌な音がする。
↑ 余談ではあるが、GTX改に使用しているトルクボード110mm72Aの黒ウィールは完全に幻のウィールとなってしまった。もう手に入りません。

話は戻り今回は12Vの送風機を使ったが、他にもシガーソケットを使う製品を使ったりUSB充電の製品を充電するなどできる。電動スケボーのバッテリーを走ること以外にも使えるようになった。

車から電動スケボーを充電したり、その充電されたボードの電気を他に応用するという今回の実験でした。やっていることはキャンピングカー等で使用されているサブバッテリーと走行充電の関係を電動スケボーやマルチボルトバッテリーに置き換えたようなものだ。これは電動キックスクーターにも応用できるし、車中泊やアウトドアにも活用できるだろう。

e-ATBおよび、ESK8.jpはあなたの豊かな電動スケボーライフを応援します!

と無責任かつ適当なことを言ったところで今回の投稿は以上!