マルチボルト2号機作成 その③

作成も佳境に入った。DIY電動スケボー作成において私は

①構想、②設計、③組み立てと問題点の解決、④完成

という段階を踏むのだが、②と③は行ったり来たりすることが良くある。というか③問題点の解決イコール②へ戻って再設計がお決まりのパターンだ。

↑ これは今回使用するESC、FOCBOX TENKAのトップマウントホルダー。いつもの3Dプリンター製、自前設計。左はプロトタイプ、右は最終使用品だ。リヤトラックのベースプレートに取り付けて使う。
↑ パッと見は高さが違うのだが、ベースプレートに対するESC取り付け位置も微妙に後方へずらしてある。

プロトタイプを装着してみたところ、高さがありすぎて不恰好に見えたことから設計を見直した。ケーブル類やリモコン受信機の格納スペースをギリギリまで犠牲にして低い設計にした。ホルダー部分を後ろにずらしたのも電源ケーブルとの兼ね合いとやはり審美性だ。やや後ろの方が多少はカッコ良く見えたからだ。

ESCの取り付け方法に関してはかなり迷った。ボックス(ESC用のエンクロージャー)を使うことも検討したが今回はコンパクトにするため、そしてTENKAをそのまま全体のデザインの一部に組み込むトップマウント式にすることにした。

↑ 3Dプリンター製自作TPUショックパッド。VHB両面テープでデッキに貼り付けたが恐ろしく強力に貼りついた。グリップテープはそのままパッドの表に貼ってパッドの形状に沿うように切った。

しかし黄色いXTコネクタ、律儀にプラス側を赤いケーブルにしたことでこれも見た目が悪すぎる。

↑ ということで熱収縮チューブを使ってケーブルやコネクタの見た目を黒に変えた。このほうが自然かつ引き締まって見える。
↑ 今回の1番苦労したところ。意外にもモーターケーブルの取り回しに苦労した。TENKAのモーター用MRコネクタはトップマウントにおいてはけっこうクセモノだ。スペースに余裕のあるエンクロージャー内に入れて使うならまだしも、狭いスペースに押し込んで使うにはキツイ。

TENKAのファームウェアは23.46を使用することにした。FOCBOX Unityでも定評のある安定版ファームウェアが23.46だ。リモコンはお馴染みのFlipsky VX1。

マルチボルトバッテリーとESCの通電、モーターとリモコンの動作も確認していよいよ完成の時は近い!ではまた次回で。