このブログではひたすら電動スケボーの自作紹介やら勝手な主観を述べるやらをやっているのだが、このたび今までにない方法をいくつか使ってまたまた電動スケボーを自作する。
新技法といえども凄い技術というわけでもなく、今までとは少し異なる技法を取り入れたという程度だ。
これらは過去の投稿で紹介しているが、今回の自作における途中経過でもあったのだ。
もうひとつ、DAVEGA Xを使用するという項目も付け加えたいが、DAVEGA Xは現在部材不足により入手不能なのだ。これは後々在庫が出てきたら購入するつもりだ。
おさらいを兼ねて今回の流れを紹介していく。
↑ バッテリーPCBを使いつつ、ソニー村田VTC6を12s6pで組む。777.6Whシングルスタック。
エンクロージャーはeboostedのランドヤッツ・スイッチブレード40のエンクロージャーを使用。画像の青いラップをしてある部分に8直列分の6pパックが入っている。その下の4直列と合わせて12直列。見ての通りでエンクロージャーの容積の限界までバッテリーをブチ込んでいる。FOCBOX Unityとバッテリーの間にほとんど隙間がない。
↑ Flexi BMSはこのようにカプトンテープとグラステープで適当に固定する。
↑ 適当とは言いつつも、Flexi BMSを保護するケースのようなものを3D プリンターで作った。これを被せたうえでグラステープやらカプトンテープで固定している。
↑ テープで貼る前はこんな感じ。
↑ ランドヤッツ・スイッチブレード40はドロップスルーなのでトラックのベースプレートの部分を利用してこのようなものを作った。FOCBOX Unityの電源ボタンと充電プラグがついたブラケットだ。
↑ これも3Dプリンター製。今回はドロップスルーデッキでありながら、モーターバイト(デッキを傾けたときにデッキとモーターがぶつかる)を防ぐために、仕方なくトップマウントでトラックを取り付けることにした。
↑ こんな感じでFOCBOX Unityを固定する。固定するためのブラケットも新規で3D プリンターで設計した。
↑ FOCBOX Unity固定ブラケットにはいくつかの工夫がある。青い円の部分はデッキに固定するためのネジ穴。赤い円の部分にFlipsky VX1リモコンの受信機をインシュロックで固定する。黄色いマーキング部分はバッテリーを支えるための壁だ。
↑ さらにシュレッドライトSL200を固定するためのライザー1体型ブラケットも新たに設計した。最近アメリカからシュレッドライトを輸入するにあたり送料が高くなった。$5のブラケットを買うために$40以上の送料がかかる。あまりにバカらしいということでこれを作った。
↑ 余談だが、バッテリースペースギリギリの設計ゆえにモーターケーブルの長さもギリギリだ。短すぎればもちろん足りない。長すぎてケーブルが余ってもそれを収めるスペースはない。そのため何度かケーブルの長さを変更した。やり直したぶん、失敗したゴールドコネクタを廃棄にするか迷ったがハンダ吸い取り線を使ってリサイクルすることにした。
そんな見えない苦労もあり、今回の自作は3Dプリンターで新規で設計した部品をいくつも使用したり、新技法を取り入れたことも含めて意外にも気合が入った野心作になっている。しかしこの気合いやら苦労が報われるかどうかはまた別問題なのだ。これが自作の世界の楽しくも恐ろしいところである。
近日完成予定。