データシートを丸々鵜呑みにはせず、いちおうこういう評価も出ている。→リンク先
要点としては、データシートでは摂氏80度カットオフ条件で45Aも吐き出せるとあるが、これは本当にいざと言う時のためのブースト猶予だと考えるべきで、定格としては20Aが妥当であろう、と。
いやしかし20Aも吐き出せれば充分ですよ!12s2pの小さめのバッテリーパックでも432Whで定格40A。実際はもうちょいブーストできて50Aをちょいちょい使っても大きな問題は起こさないだろう。このパックで常に1500W以上を吐き出せるのだ!重量2kg弱でこの容量、このパワー!容量当たりの重量とパワーのバランスは数年前より大幅に進化している。
しかしコストの兼ね合いで使い所が難しい。5〜7pなら50G、8p以上なら50E、じゃあ50Sは?と問われると2〜4pが妥当かなあ?という具合。これらはあくまでもある程度の余裕を見たうえでの個人的判断ですが。
なんでもかんでも50Sでいこうぜ!とはならない。50Sで8p以上で組んでもたぶんお金の無駄になる。20A×8pで貴方は160Aも使いますか?ということ。
Propel Endeavor Proは50G12s5pで1080Whである。これは絶妙な構成で50Gをチョイスしてると思う。
それ以下の4p3p2pで50Sの出番だ。12s4pで864Wh、定格80A。充分すぎるパワー。ということでセル数少なめでパワーと容量を両立したい、コストは度外視します!という人には50Sはかなり良いセルになるだろう。