↑ とりあえず12sバッテリーと繋げてみた。
画像緑円の部分はCANコネクタであり、これは使用しなくてもFlexi BMSのセルバランスを取るという機能は果たす。しかしこれをVESCに繋ぐ事こそがFlexi BMSの真骨頂となる。
CANコネクタはJST-PHの4ピン。それを
CAN H – CAN H
CAN L – CAN L
5V – OPTO ENABLE
GNDは接続無し(後述)
(前・VESC 後・Flexi BMS)
このように接続する。これの要点はアンチスパークスイッチなどを介さずバッテリーとVESCが直結ならば、GNDの接続は不要という点だ。ゆえに4ピンコネクタでありながら、接続するピンはGNDを無視した3ピンである。
CAN H、CAN LだけでもVESCとFlexi BMSと通信はするのだが、OPTO ENABLEと5Vを接続することでウェイクアップ機能が働く。
本来スマートBMSは放電バイパス接続だと放電を検知せず、ゆえにBMSが起動しない。放電バイパスの場合は充電時のみBMSが起動する。このウェイクアップ機能はVESCの起動(電源ON)と連動して充電中でなくともFlexi BMSも起動するというもの。
するとなにがあるのか?
↑ この画面、本来は充電中じゃないと見ることができないセルバランスをボードの電源を入れるだけでmetrアプリで見ることができるようになるのだ。
↑ セルバランスを見る時は、metrで上の図赤円部分のバッテリー残量をタップすると画面が切り替わって見ることができる。
これはすごい機能だ。バッテリーを自作するとか、Flexi BMS自体のコネクタをハンダ付けするとか、何かと敷居は高いが導入する価値は大いにアリ!
このFlexi BMSは以前投稿したPCBを使用したバッテリーと、ラッピングデッキと組み合わせて新規で1台作る。このように今回の自作マシンは色々と新しいパーツや技法を取り入れた1台となる。電動スケボー自作の探究はまだまだ続くのだ。