HiKOKIマルチボルトのセルを調べてみた・その2

前回はマルチボルトの18650バージョンである、BSL36A18のバッテリーセルを調べてみた。

今回は21700バージョンのBSL36B18のセルを調べた。

これに関しては予想通りだった。

↑ 結果、サムスン40Tである。

↑ 1440Wを標榜するバッテリーパック。

↑ 80℃で出力カットされるまで吐き出せるのは最大で45A。36V × 40A =1440Wとすればウソということはないだろう。

↑ しかしながら30Aで放電するとそれなりにタレる。esk8newsフォーラムのメンバー達は最大25Aで使うのが妥当だとしている。

ともあれ電動工具のバッテリーとして充分な実力だ。このBSL36B18ひとつでも電動スケボーを余裕で走らせる実力がある。

2p(2並列)にすれば保守的な25A使用でも×2で50A出力。スケボーとしては充分ですよ〜。

んでもって、これは互換バッテリーとか格安の怪しいバッテリーは使えませんよ〜。性能を担保できないから下手なものは販売できないでしょう・・・正規のホンモノを使うしかない。

そもそも21700はショボいセルというのをあまり聞かない。もちろん40Tと50Eでは出力特性が違うがどちらも素晴らしいセルだと思う。

マルチボルトから話は逸れるが、なんだかんだで2020年においては40Tが電動スケボーにおける定番のセルになった。Wowgo Knight、Meepo NSLなど、中華ボードの上級モデルは40Tを採用している。下級モデルは25Rや20Rというショボめのセルを使っているが・・・

電動工具も含めてしばらくは40Tの天下が続くだろう。