ABEC11用のプーリーを自作する

前回はケーゲルのプーリーを自作した。

自作プーリーを試す

続・自作プーリーを試す

3Dプリンター製のEvolve用ケーゲルプーリーに関しては大成功となった。あれから軽微な設計変更をし、以降はなんの問題もなく使用できている。

今回はABEC11のプーリーを3Dプリンターで作る。前回のケーゲル仕様はEvolve用だったが、今回のABEC11は中華ベルトドライブ用だ。

これで中華ボードでもEvolveでも、ケーゲルでもABEC11でも、自在にプーリーを作れるというわけだ。

↑ ABEC11は独特のコア形状だ。ケーゲルみたいな単純な円筒型ではない。いくつかの試作品を作る。

↑ 左がウィールに差し込む部品。右がプーリー歯の部分。これらをネジで接合しつつ、ネジが芯棒となり左の部品の補強も兼ねる。

↑ これはウィールの外側から取り付ける部品。イメージとしては、車でいうところのホイールキャップ的な物だと思ってもらうとわかりやすい。

↑ はみ出したネジからかぶせるようにキャップを取り付け、これをナットで固定する。するとプーリーとウィールが一体化する。画像の赤円で囲んだ部品はネジの途中で止まっているが、きっちり奥まで押し込めるし、そのときにネジが5mm程度はみ出る。

近々、AE2に取り付けて試すだろう。3Dプリンターがあるとベルトドライブは応用がかなり効く。かなり特殊な条件ではあるが・・・

ゆくゆくはEvolvb用の物も作ってクラウドウィール120mm装着までやってみたい。完全に完成だと判断したらファイルを公開します。このプーリーの欠点はネジを入れる作業がめんどくさいことだ。ケーゲルで10個、ABEC11で12個のネジを使う。電動ドリルドライバーは必須だ。手でネジを回してたらかなり時間を使うことになる。