ヘリンボーン(山歯歯車)ギヤドライブ の販売・発送開始

昨年201910月ごろに少し話題に触れた山歯歯車ドライブの販売、発送が始まった!

esk8newsフォーラムはこちら

haggyboardが発送するのだが、そのhaggyboardの公式HPでは販売していない。上記のesk8newsのフォーラムからのみ、注文を受けつける。私はさっそく注文し今週中に発送されるだろう。今年1発目の大物製品だ。

以前話題にしていた頃より大幅に内容がグレードアップしている。

既知の内容として、まず山歯歯車のために音が静か。そしてピニオンギヤにロックタイトを塗布する必要がなくなる。山歯のためにギヤが常に中心を保つ働きをするためである。モーターシャフトに強力に固定しなくともピニオンギヤが抜けたりズレたりする心配がない。ロックタイトが必要ないのは本当に大きい。ハッキリ言って頭痛のタネである。

グレードアップした内容としては、まずピニオンギヤが2種類用意されることになった。元は13Tの1種類のみ、追加で15Tもオプション設定された。元は6インチATのための13Tだったが、それに加えてストリートウィールのための15Tもオプションとして加わった。私はストリート仕様の15Tにするだろう。これら13Tと15Tの相互差し替えもロックタイトの必要がないのでラクチンなはずだ。

もうひとつ、ハイブリッドアダプターの追加だ。これはケーゲル、ABEC11の両方のウィールを使えるアダプターだ。非常に賢い設計。これもオーダーした。

↑ これがハイブリッドアダプター。ケーゲル、ABEC11、両方のウィールにフィットする。

↑ haggyboardのカフアトラック。今回のヘリンボーンギヤドライブはこのトラック専用となる。回転の精度を求めるならばこのステップダウン方式のアクスルシャフトが良い。Evolveも外側の8mm口径のシャフトでウィールを支え、内側の10mm口径の部分でドライブプーリーを支える。カフアトラックは明らかにEvolveの10mmより口径が大きい。口径の大きなベアリングで回転精度と剛性を高める手法は最適解のひとつだろう。大きなウィール(タイヤ)ほど恩恵が大きい。山葉歯車のインパクトが強くてあまり目が向かない部分かもしれないが、ここにも大いに期待したい。

↑ 口径の大きなベアリング。ブレない綺麗なギヤの回転には必須だ。

このヘリンボーンギヤドライブが電動スケボーの新しい時代を切り開く一手になることを願う。4大ドライブの中でも私の本命はギヤドライブだ。ドライブとしての信頼性はギヤドライブが一番。欠点は組むのが面倒なことくらいだろう。