続・自作プーリーを試す

↑ トルクボード110mmウィールと自作36Tプーリーの組み合わせを試す。

まず、前回のEovan105mmウィールは回転させるとブレブレでありお話にならないほど精度が悪かった。ゴムと側面の穴あきゆえ乗り心地は悪くないだけに残念だ。これはもうお払い箱。

プーリーは36Tを新たに作った。作製法やフィラメントは前回と同じだ。ただ、同じPLAフィラメントながら今回の36Tは色を黒にした。

↑ Evolve32T用のベルトに無理やり36Tプーリーを入れる。もうベルトの長さは限界だ。この組み合わせはあまりオススメしない。モーターを目一杯、ハンガー側に寄せてどうにか入る状態。余裕がない。32T・34Tは32T用のベルト、36Tプーリーでは38T用のベルトのほうが良いかもしれない。38T用のベルトを所有していないので確証はないが。

それでも走ってみた。まずトルクボードの110mmウィール黒・78Aは相変わらず素晴らしい。回転の精度は前回のEovan105mmとは比べ物にならないくらいキレイに回る。そして綺麗な路面ではものすごく滑らかだ。超絶スムーズに進む。ただし、路面が荒れているとめっぽう弱い。振動はくるしグリップも甘くなる。これはウレタンのウィール全般に言えることではあるが・・・

そしてなんだかんだでまた30km近い距離を走り切った。前回の34Tがあるのに、わざわざ36Tのプーリーを作ったのはさらなるトルクの追求だ。Evolveなのでトップスピードはせいぜい40km/h。そのぶんトルクを増やして坂道に強くしたかった。おおよそ狙い通りになった。

ケーゲルコアの3Dプリンタープーリーに関してはほぼ完成の域に達したと思う。強度、実用の両面でとりあえずは合格。M3ネジを補強のための鉄芯として使うアイデアは当たりだ。ベルトの噛み合いに関してもインボリュート曲線など専門的な事を無視して(というよりインボリュート曲線の出し方がわからない・・・)独自にプーリー歯を設計したが、充分使用できるプーリーを設計できた。

実用、自身の3Dプリンター設計スキルの向上と、今回も実りのある遊びを兼ねた実験ができた。

↑ 令和2年の走り初め。今年も勝手気まま、マイペースに電動スケボー道を追求していくだろう。