大容量バッテリーを活用する方法

以前の投稿で近年のハイエンドは大容量になったという事を書いた。これらは1000Whオーバーが当たり前である。これはポータブル電源と言われている製品を越えた容量だ。有名なANKERで400Whちょい。

↑ ANKERのポータブル電源。出力端子の豊富さが素晴らしい。

いま私がHiKOKIの工具用バッテリーを電動スケボーに活用しようとしているなかで、逆のアプローチでハイエンド電動スケボーを移動電源として活用しようという構想も持っている。

これも理屈は簡単。例えば12sなら満充電50.4V、下限は1セル3.3Vとして12sで39.6Vとしよう。この範囲で動作するDCACインバーターを接続するだけである。

↑ 例えばこのような製品、入力電圧の範囲が広い。22〜60VDC(直流)をAC110Vへと変換してくれる。12sの下限39.6Vから満充電50.4Vを充分にカバーしてくれる。

電動スケボーのバッテリーに出力用のポートを付けて、このインバーターに接続すれば電動スケボーからAC100Vを取り出せるということ。スケボーのためだけに大容量バッテリーを搭載するのも勿体ないだろうという考え方だ。

電動スケボーユーザーが年がら年じゅう電動スケボーに乗っているわけではないと思う。仮にスキーや温泉巡りで車中泊というシチュエーションでこれらを持っていけば電気毛布を1週間くらい使えるだろう。ノートパソコン、スマホも使い放題だ。容量が違う。

1500W級のインバーターと1000Whオーバーのハイエンドマシンの組み合わせなら家庭用700Wクラスの電子レンジすら使えるだろう。このクラスなら40A、50Aを余裕で引っ張れる。

↑ キャンピングカー用の車載サブバッテリー。23kg。1200Wh。これは耐熱、耐久性の観点からリン酸鉄リチウムを使っている。車内に固定しておく前提なので、熱に強く、何度も充放電に耐える耐久性も求められる。通常の18650だと少し怖い。真夏の60〜70度の車内での熱に耐えられないだろう。

私の自作12s10pのボードは1512Wh、バイオボードトリウムX4は1036Wh。ポータブル電源として充分に使える。EVOLVE GTRも504Wh。これをスケボーで走るためだけに使うのはあまりに勿体ない。お出かけの際に車のトランクにでも積んで電源としても活用すべきだろう。

時代が進んでEV全盛になればそういうこともしなくなるかもしれない。ガソリン車がメインである今だからこそできることだ。走るポータブル電源としても使える(であろう)ハイエンドな電動スケボーはいかがでしょう?

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