なかなかすごいセルが出てきた。
名の通り4.5Ahというのは良いとして、最大放電アンペア45A、充電3C(4.5Ahの3倍である13.5A)
過去の例からして額面通りの数値をホイホイと使えることはなく、保守的に使うならば30〜35A、充電は2Cまでなどの条件がつくことが予想される。
にしても、サムスン50Sにしてもそうだが、若干停滞気味だった21700の性能が1段階引き上げられた感はある。容量とパワー、充電アンペアの3方全取り。
これを工具のバッテリーセルとして使えばよりパワフルかつ長時間使えるようになる。私の視点から言えば電動スケボーとしても10直列36V工具バッテリー1個で妥協なき設定を許容するようになる。35A設定なら8インチ電動マウンテンボードも過不足なく走らせられるだろう。
一般的な人間が求める・使い切れるパワーは個人差あれど、ある程度の上限がある。現行のマルチボルトBSL36B18(21700版)ひとつでは、電動スケボーを満足いくパワーで動かすにはストリートウィールなら及第点、ATでは若干のパワー不足、8インチATならなおのこと厳しい・・という個人的な見解。これはサムスン40Tセルの10直列1並列ではそういう結論ということ。
これがモリセルP45Bに置き換われば、電動スケボーの動力性能的に、もう8〜9割のユーザーが「これで充分だよ」という領域まで迫れると思う。充電が早いのも良い。2C充電なら30分で満タンだ。工具にしろ乗り物にしろ、楽しい未来が待っている。