私自身は乗りはしない電動一輪であるが、電動スケボーと同じ電動の乗り物という観点からたまに話題の一環としてこのブログで紹介することがある。
今回はこれだ!
↑ まだ発表されたばかりで詳細は不明なのだが恐ろしい数字が並んでいる。
3600Wh!
とんでもない容量だ!
電動スケボーでは市販品でも500Whもあれば大容量という認識だ。私が所有している自作ボードでも1500Whが最大であり、このGotway Monster Proはさらにその倍以上の容量を誇る。
いくつかある電動の乗り物カテゴリーにおいて、
・セグウェイタイプ(ミニセグウェイ)
・電動キックスクーター
・電動一輪(モノサイクル)
・電動スケボー
この中からわたしは電動スケボーの道を選んだ。セグウェイタイプは選択肢にならなかった。この手の新時代電動モビリティとして未来があるのは電動キックスクーターだと予想していた。誰でも乗りやすい形態だからだ。現に海外ではシェアサービスを展開している。
実のところ電動一輪はちょっと微妙だと思っていた。ジャイロでバランスを取るし停止中に自立もできない。どこかに置くにも壁に立て掛ける。乗り手を選ぶし不安定な乗り物に見えた。
しかし異常な進化を見せたのは電動一輪だった。もう電動スケボーの比ではない。3600Whですよ??
500Whの電動スケボーが30km走ると仮定して、同じスピードならば約7倍の210km。海外ではこんなのが公道を走る。「どーすんの日本?」という周回遅れ感がすごい。周回遅れどころではない。同じ地球上ですよね?という異次元、異世界の話を聞いているようなこの気持ち・・・グローバル社会だけどこのカテゴリーに関して日本は鎖国状態だ。
しかし日本では「こんな危険な乗り物で公道に出てくるな!」という意見が多数派になるだろう。
↑ キャンピングカー用の車載型リチウムイオンサブバッテリーより容量デカいって・・・
車載サブバッテリー2500Wh。
Monster Pro 3600Wh。
↑ いまどきの省エネなインバーターエアコンなら2500Whで夏場の夜間に9時間くらい冷房を使えるという。インバーターエアコンは暑い部屋では始めに一気に1000Wくらい消費するが、夜間なら30分もすれば部屋が冷える。あとは200W程度のエコ運転で部屋の温度を維持する。夜間の方が長持ちするのはそのためだ。暑い日中は涼しい室温を維持するのにかなりのエネルギーを使う。
しかし3600Whなら夏場の夜間に12時間以上使えるということですよ??一旦部屋が冷えればもう少し伸びるかもしれないが、その頃にはまた日が昇っているだろう。
電動一輪でこれだけの大容量バッテリーなら相当重くなるだろうから、階段を上って持ち運ぶのは相当厳しいだろう。いまいちライフスタイルが想像つかないな〜という感想とともに、電動一輪の超絶な進化の前に電動スケボー派の私は軽い絶望感に打ち拉がれるのであった・・・