↑ StokeのPVが公開された。
なおBantamからStokeへと急遽名称が変更された理由は、他社のスケートボードに同じ名前があったからとのこと。
↑ モーターにガードが付いてキックテールは使える模様。
PVの作りは相変わらずスタイリッシュで上手いが、やはりスピードの遅さは誤魔化しようがなく、低速なカービング主体のボードのようだ。そこは承知の上でお値段がどれくらいなのか?
↑ ハンガー、アクスルシャフト、モーターともにGTRと共通で専用品ではなさそう。
バッテリーは見た感じではトラベルバッテリー155Wh。トラベルバッテリーとは飛行機に乗る時にバッテリー制限に引っかからない容量のバッテリー。(航空会社によるので、もし飛行機に持ち込むなら要問い合わせ)
これはGTRのリリースと同時に発表されたもので、その時の印象としてはほぼ需要がなさそうな謎製品だったが、実はStoke用だったと思うと納得がいく。
GTRとともにリリースされていたトラベルバッテリーを見た時点でこういう商品展開を予測するべきだったのだろう。トラベルバッテリーとは、おそらく元々Stoke用として開発していて、GTRにもトラベル用として使えるということ。トラベル用というのはある意味方便であり、真の用途はミニサイズボード用のバッテリーだったということか。
部品の流用と共用化で、なんだがんだで上手くまとめたと思う。いや、元から共用化ありきでGTRとほぼ並行してStokeを開発していたのだろう。
戦略としては本当に上手い。中華ボードの台頭が目覚ましい今、ハッキリ言って割高感が拭えないGTR一本ではかなり厳しいと思っていたが、このStokeで間口を広げることができる。
前回のGTシリーズの世代では入門用としてEvolve Oneを販売していたが、これは最終的には失敗だった・・・または失敗まで言わなくても微妙な製品だったと言わざるを得ない。ロングボード、シングルドライブ、車高の高いトップマウント、ATはデッキに当たるので使えない。まるでGTシリーズに対する出来の悪い弟のようなボードだった。のちにGT ONEというデッキはそのままにデュアルドライブに置き換えたものをリリースしたくらいで、シングルは結果として需要がなかったのだろう。
今回のStokeはその反省を生かした製品??とりあえずGTRと差別化を図りつつもデュアル入門機として出てきた。これの良し悪しは値段で決まると思う。高ければ誰も見向きもしない。安くないと評価されないボードだ。
値段が高ければスピードの出ないボードなどと叩かれ、安ければお手軽な低速カービングマシンとして評価されるだろう。
↑ デュアル、キックテール付きのミニサイズ。これはRiptide R1に通じるところがある。見た目というか、シルエットも似ている。キックテールを駆使してストリートを颯爽と駆け抜ける動画の構成も似ている。しかし、Stokeはデュアルキングピントラック。Riptide R1とは似て非なるものだと思っている。