前回投稿したときのHiKOKIの資料と、そのときの個人的見解が一致しているかどうか確認、検証してみた。
↑ これがHiKOKIによる資料。
↑ これが資料から得た私のイメージ。
分解についてはトルクスネジの小さいタイプで組み上げられているため現状では中身の確認はまだ出来ていない。
とりあえず、接続によって変わる電圧のチェックを兼ねて端子の確認だけしてみた。
↑ 赤い囲いがプラス端子、白い囲いがマイナス端子。
↑ 資料のとおり、端子は上下に2分割されている。端子の上下間の隙間は約3mmといったところ。
↑ とりあえずそのままテスターで測る。17.32V、1セルあたり約3.46V。いつも通りの出荷時電圧という感じ。これが18V、5直列での接続。
↑ マルチボルト36V接続を試みる。2分割されている端子の下段を赤い銅線で接続して再度上段の端子にテスターを当てる。10直列34.5Vだ。1セル平均3.45V。当たり前だがやはり出荷時の電圧というところ。
36V接続を自作で作るのは少し面倒くさそうだ。今回はテストだったので銅線で繋いだだけだが、実用として使うには下段を繋げる端子を作らなければならない。地元の金属加工所に依頼することになるだろう。
※ 端子は電動インパクトドライバーの補修部品として購入できます。
マキタの18Vを2直列で繋ぐなら、多分かなり簡単に作れるだろう。マキタの接続端子一式が普通に販売されているからだ。
(注:このときはまだマキタの40VMAXシリーズがリリースされていませんでした。)
マルチボルトは少し端子が特殊すぎる。これのコピー、互換品を作るのは求められる性能の面でも少し難しいだろう。やはり10s1p36Vで高めの電流を流せる高性能なセルが必須だからだ。安物のセルは通じない。