ENDEAVOR Proは非常に良い電動スケボーということで最近はコレばかり乗り回しているのだが、小回りが効かないという欠点があった。いままで別のボードならどうにかUターンできた場所でも、ENDEAVOR Proだと無理という状況。

ということで、いままでは(個人的に)必要がなかったグラブターンを体得することにした。

やり方はデッキの上でしゃがみ、前足と後ろ足の間、デッキ真ん中かつ左右の端のいずれかを掴んで曲がる。真ん中がダルいなら前足辺りでも良い。電動スケボーの特性上、リモコンを持っていないほうの手でデッキを掴むことになるだろう。

※ 私はレギュラーの右利き。リモコンは右手で操作する。グーフィーの右利きやレギュラーの左利きの人だとデッキを後ろ足辺りで掴むことになるかも？

メリットは棒立ちではデッキを傾き切れない状態でも、より強く無理やりデッキを傾けて最小回転半径を小さくできる。

バックサイドなら体に対して前のほうデッキ真ん中(左右つま先の間あたり)を掴み、かかと側に思いっきり体重をかける。予備動作をラクにしたいなら前足のつま先あたりでも問題ない。背中側に転げ落ちないようにデッキを掴むイメージ、なおかつ掴んでデッキを背中側に引っ張るイメージ。

フロントサイドならしゃがんでリモコンを持っていない方の手を後ろに回してデッキを掴む。(左右のかかとの間あたり) 。そんな方まで手を回せないよ〜というのなら、前足のさらに前辺りでも良い。ここなら体に負担も掛からないだろう。しゃがみつつもつま先を立てて体の前方に思いっきり体重を乗せる。デッキを握った手はやはり引っ張りつつも、体が前に転がり落ちないように掴んでいるイメージ。

電動スケボーの有利な点として、これらの動作がモタついてもリモコンでちょいアクセルを入れることでボードの転がり状態(前に進んでいる状況)を維持できる。通常のスケボーならモタモタしてるとどんどん勢いが落ちていく。

あせらず減速して徐行状態にする。しゃがむ。デッキを掴む。えいっ！と前もしくは後ろに倒れる勢いでデッキを傾ける。これら一連の動作がぎこちなくてもOK。ようはUターンできればいいのだ。Uターンしている間はアクセルをちょいと入れてスルスルとゆっくり走っている状態を維持する。

はじめはぎこちなくても、練習を重ねて一連の動作をスムーズに繋げることが出来ればきっとカッコいいだろう。しゃがんでデッキを掴んでUターン。これだけならおそらく練習というより2〜3回もやればコツを掴めるだろう。

お手軽に最小回転半径を小さくできる技なので、「この場所、棒立ちでUターンするとギリギリ曲がりきれないんだよなあ」みたいなシチュエーションがあるのならば体得して損はないテクニックだと思います。

これによりENDEAVOR Proで私の場合だと、棒立ちターンで回転円の直径約10m(駐車場の白線枠において縦列２台分)。グラブターンでおおよそ7.5m〜8mくらいは小さくできました。車で例えると一般乗用車並みから軽自動車並み程度に最小回転半径を縮めたことになります。