ダブルSL-1000 そしてスケボーのライトについて語る

↑ Shred Lights SL-1000を2個装着した!

向かって右はノーマルレンズ、左はディフューザーレンズ搭載。ディフューザーレンズはその名の通り光を拡散するためのもので磨りガラス状で曇っている感じだ。SL-1000を買うと付属する。好みで使用して下さい、という付属品。

↑ 2灯ともに照度レベル5、つまり最大かつ同時点灯。ご覧のとおりでナイトランも余裕だ!周りには一切街頭などは無い環境でこの明るさ!

ディフューザーの有り無しダブルはかなり良い感じだ。有りで近くを広範囲に照らし、無しで遠くを真っ直ぐ照らす。さらには2灯効果で全体的な明るさもアップ!

この2灯状態では真夜中に最高速まで出しても不安がなく、どちらか1灯だけではいずれも最高速を出すには躊躇した・・・というより怖くて出せなかった。これはあくまでも私個人の感覚ではあるが・・・

Shred Lightsは少しジレンマがあり、位置を低く装着すればカッコよく見える反面ライトとしての機能、つまり前方の視界をしっかり確保するという機能面においては悪化する。言い換えると取り付け位置が地面に近いほど視界は悪い。

これはライト位置が低いほど地面のわずかな凹凸でも影ができてしまうためだ。そのため3次元的に路面状況を把握しづらくなる。ちょっとした凹凸で影ができるために全体的に暗くなり、せっかくの高照度も無駄になる。低く付けるならSL-1000は過剰な装備と言えるかもしれない。低く装着してポジションランプ的に使うならばSL-200でも充分だろう。

SL-1000、またはそれに類する高性能・高照度ライトを使うならばある程度の高さに装着したいが、スケボーの特性上それでも限度はある。今回の自作ライトマウントは高さと見栄えのバランスを考えてデザインした。妥協のポイントを探ったとも言い換えることができる。

画像の通りで遮る物が何もない平地なら明るい。しかし高さ30cm程度の構造物がポツンとあるだけでその後ろが影になるし、下り坂の入り口などは下り坂の直前まで行かないと一寸先は闇状態。これがスケボーライトの如何ともし難い欠点。

今後、CAT EYEなどの有名かつ潤沢に流通している自転車用ライトのマウントも作ってみようかと思う。Shred Lightsは良い製品だがCAT EYEのほうが日本国内ではるかに入手性は良い。

対してShred Lightsならではの良さを語るならばそれは装着時の堅牢性だ。走行中に振動で外れてコロンと落ちる心配が無い。これに関してはその辺の自転車用ライトよりも信頼できる。

ともあれSL-1000の2灯はナイトランにおいて抜群の視認性でした。ATとの相性も良い。ライトで照らしているとはいえ、夜ゆえに見落としがちな小石、地面のヒビ割れなどもあまり気にせず走ることができる。ストリートウィールだとやはりそれらを見落として踏んだときが怖い。ストリートウィールの電動スケボーでのナイトランはあまり推奨できない。ストリートウィールならせめてTB110やクラウドウィールなどの大きめなウィールにしたい。

↑ 今回のライトマウントとほぼ同等品を海外の3Dプリントサービス会社、「Shapeways」に出品中!Shred Lightsの純正マウントをネジ止めして使用する。今回作ったついでの出品ではあるがあまりにも超絶ニッチ商品・・・

と、最後にチラッと宣伝をして今回の投稿は以上!