電動工具のバッテリーを電動スケボーに転用する目処が立つ

以前Hikokiのマルチボルトバッテリーを使って電動スケボーを動かすぞ!と息巻いたのは良いが、あれからだいぶ経ってしまった。

最近ようやく計画が動き出したのは良いが、まあ話が進まない。旧FOCBOXを使おうか、Unityを使おうか、ドライブはEvolveの旧式を転用しようか、デッキは何にしようか・・・

バッテリー搭載方法や土台の形状、その他もろもろ・・・

今までとにかく決まらなかったが、昨夜ようやく決めた。これで行こうと!

デッキは部屋に転がっていたEvolve ONEのデッキ、ドライブは余っている中華ハブモーター、ESCはこれまた余り物のホビーウイングESC。この構成でいく。余り物で安く手軽に組むことにした。

↑ バッテリーを載せる土台のプランのひとつ。これはデッキから土台ごと脱着でき、スマホの充電もできる機能も持たせるつもりだった。持ち運び用のハンドルも付いている。しかしこれはボツになった。めんどくさいからだ。

↑ 最終プラン。マルチボルトバッテリーを装着する土台。これをデッキの上、真ん中あたりに2個並べて並列にする。

試しにマルチボルトバッテリーに配線を繋いで実際にモーターを回してみた。しっかり動いた。バッテリー単機でもしっかり回る。さすがマルチボルト、定格36Vは伊達ではない。

↑ 左はMeepoのスタンダードバッテリー。144Wh $135。右はHikokiマルチボルトの21700バージョン。実勢価格は2万円くらい。運が良ければ16,000〜17,000円辺りで買える。この2つは容量的にイコール。

↑ もうひとつ、左はMeepoのER(エクステンドレンジ)バッテリー、$300。右は先ほどのHikokiマルチボルト21700バージョンが2個。これも288Whで容量としてはイコール。

マルチボルトを安く買えればそこまで大きな価格差は無い。マルチボルト 18650バージョン(BSL36A18)なら90Whで10,000円を切ることもある。

ちなみにExway Waveの別売バッテリーは216Whで$300。これはコスパがよろしくない。

電動スケボーに電動工具のバッテリーを使うメリットはバッテリーの共用化と汎用性だ。今回の実験のメインテーマである。せっかくのリチウムイオンバッテリーを色々使い回しできるようにしようぜ!ということだ。マルチボルトはスマホ充電するためのアダプターも売っている。

マルチボルトバッテリーで工具やスケボーを動かしてスマホも充電できる。どうせなら色々と使えたほうが良いでしょう。

Inboard M1、Exway Wave、Loaded anlimited・・・

バッテリー交換タイプは別売バッテリーが高額だ。しかもスケボー専用。メリットは見た目が良いということ。

電動工具のバッテリー転用は見た目ではかなり劣る。これが最大のデメリットだが、いずれこのブログでその姿が公開されるだろう。

↑ Loaded anlimitedのバッテリー。90Whで$249・・・充電時間80分・・・

Hikokiマルチボルト90Whバージョンなら10,000円切りますよ??おなじ36V定格で、さらに充電は25分ですよ??サムスン25Sセル採用で単独25Aくらい吐き出せますよ??さらにさらに!電動工具を使えたり別売アダプターでスマホも充電、その他ラインナップ製品で冷蔵庫やら扇風機、掃除機まで使えますよ??

・・・商売だしデザイン性込みで仕方ないかもしれないが、やはりやたら高額な電動スケボー専用交換バッテリーというものに一言モノ申しあげたいという気持ちもある。

「もう電動スケボーを動かすだけなら汎用性のある電動工具のバッテリーで充分という時代が来たのだと!」

そして最新のリチウムイオンセルが真っ先に採用されるであろうカテゴリーということで、これも電動工具バッテリーの利点だ。いずれサムスン50S搭載の電動工具バッテリーが出てくるだろう。そうなればバッテリー2機掛けで360Whにも達する。もはや少し前に大容量バッテリー搭載と言われていた電動スケボーと肩を並べる容量となる。

私は今回Hikokiマルチボルトを使ったが、マキタ40V MAXバッテリーを使って誰か同じようなことをやってくれませんかね??