またランドヤッツEVO用の12s8pを組むことになった。今回は俵積みである。
eboostedの新DS(ダブルスタック)エンクロージャーは長方形積みだと若干ではあるがバッテリーが厚く微妙に余裕がない。ゆえにエンクロージャーとデッキの間にゴム板を入れてトータル6〜7ミリほど厚さ方向の容積を稼がなければならない。eboostedも俵積みを推奨している。(これは前回の長方形積み12s8pを組んだ後に判明した)
今回組むバッテリーはかなり前から知人に頼まれていた約束であり、ようやく実行に移す算段がついたという流れだ。
↑ グルースティックでセルをくっつけるいつもの流れからグラステープで巻き、さらに並列と並列の隣り合わせの部分には緑色の絶縁紙を貼る。絶縁紙は振動によるセル表面に摩耗が生じる可能性に対するショート対策だ。
↑ こんな感じでニッケルをスポット溶接し、溶接したあとにニッケルに対しても絶縁紙を貼る。
↑半田つけする箇所にはあらかじめハンダを乗せておく。
↑ 16AWG(許容電流20A)のシリコンコード3本で直列を繋いでいく。これによりバッテリーパック自体の許容電流は60Aだ。
ESC(モーターコントローラー)はFOCBOX Unityを使うとのことなので、コネクタはXT60。ちょうどいい許容電流だろう。
バッテリー全体の総出力は
60A × 定格3.6V × 12直列 = 2592W
満充電ならもう少し増える。
2592Wは・・・まあ使わないだろう。
↑ MeepoのフラッグシップモデルともいえるNLS Proはモーターの出力が540W × 2で合計1080W。ようは1000Wも出力すれば上級クラス中華ハブモーター機のフル加速である。2592Wがいかに強力であるかわかるだろう。
現実的にはフルスロットルでも2592Wの50〜60%、おおよそ1500Wあたりで充分にパワフルな走りを楽しめる。この50E12s8pの真価は容量にある。定格1728Wh。ストリートウィールならば1回のフル充電から走行距離100km越えも不可能ではない。(ただしスピードや勾配、風にかなり左右されます)
次回はBMSの配線やら充電ケーブル、XT60コネクタを付けて完成させます。