Hikoki マルチボルトバッテリーを電動スケボーに転用する計画はまだ消えていなかった・・・ということで表題の部品を買ってみた。
マルチボルト電圧測定← 以前の投稿
↑ これはマルチボルト対応36Vドリルドライバーの分解図だが、オレンジ色の矢印が示す部品を単体で購入してみた。1400円。
↑これがバッテリーターミナル。上の画像はドリルドライバーの内部側。
↑ こちらはひっくり返してバッテリーの接続側。
↑ さっそくバッテリーターミナルをマルチボルトバッテリーに挿して電圧を計測。39.0V。バッテリーを利用してiPhoneを何度か充電しているので少し電圧が落ちているが、いわゆる36V側を計測できている。これはターミナルが36Vドリルドライバー専用の部品だからだ。
つまりこれをうまく使うことでマルチボルトバッテリーは電動スケボーの代用バッテリーになり得るはずである。
↑マルチボルトバッテリーにUSBアダプターを挿した状態。さらにiPhoneの白いライトニングケーブルを挿している。電動工具のバッテリーでありながらスマホも充電できる。しかしスマホ充電の用途だけなら、モバイルバッテリーのほうがはるかに安い。
電動工具のバッテリーとモバイルバッテリーの最大の違いは電圧だ。モバイルバッテリーは定格3.6〜3.7Vのバッテリーを5Vに変換している。Hikokiマルチボルトやマキタの40VMAXは定格36V。つまりモバイルバッテリーの10倍の電圧であり、電動スケボーに転用できるポテンシャルを秘めている。
↑ちなみにスマホ充電などに使えるマルチボルトのUSBアダプターは定格36Vから5V2Aに降圧している。また12V2AもDCジャックも搭載しておりこちらも同様に降圧している。
電動工具はもちろん、スマホ充電、そして上手くいけば電動スケボーに使える!多用途という面においては、近年のコンパクトな36V電動工具用バッテリーはモバイルバッテリーをはるかに上回る。モバイルバッテリーでは電動スケボーを動かすことはできない。
今回の部品買いのバッテリーターミナルは電動スケボー転用への可能性を大きく広げてくれた。これを上手く活用してぜひとも実現させたいものだ。