ナザレ・ロンスター、Kaly.nycなど1500Whオーバーのボードが現実に販売しているわけで、自作ボードも1500Whオーバーが当たり前という時代になりつつある。トルクボードの新型デッキ、そしてeboostedの新作エンクロージャー。21700の標準化は完成品、DIYともに広がりつつある。
バッテリーは並列を多くするほど出力的には有利になる。サムスン50Eは1セルあたりコンスタント10A放電、バースト14A。これだと2p3pでは物足りない。しかし8pならコンスタント80A、バースト112A。これなら充分なパワーを得られるうえにレンジまで稼げる。
問題はその過剰とも言えるバッテリーの使い所だ。私の経験を元にすると、ストリートモデルだとかなり持て余すうえに重さが気になる。個人的にウレタンウィールのストリートモデルだと1000Whあれば充分かな?と思っている。ストリートウィールは走破性の観点から、どうしても走るエリアが限られしウィールも良く転がるので電費も良い。持て余すバッテリーと重さのバランスが気になる領域に入る。
1000WhオーバーならATだろう。ATタイヤの電費の悪さをバッテリー容量で補う。アスファルトの舗装の良し悪し問わずにどこまでも走るので走れるエリアが広い。私のランドヤッツEVO・1500Wh・6インチタイヤ・ギヤドライブ のATはこの用途には非常に適している。40km/h近いアベレージを維持しながら30kmの距離を走り切る。それでもバッテリーはまだ半分近く残る。
サムスン50E・12s8pなら、1728Wh。ここまで大容量ならば6インチと言わずに8インチを入れてもいいだろう。8インチなら砂利道や芝生も余裕で走れる。8インチATの電費の悪さを大容量バッテリーでカバーする。
大容量バッテリー、積むのは良いが用途をよく考えたほうが良い。上で述べたとおり、1000Whオーバーを使うならATが断然オススメだ。ストリートウィールで組むなら1000Wh以下に抑えたほうが重量とレンジのバランスが良いというのが現時点での私の結論だ。
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