↑ テールを擦りたくないのでガードをつけた。AliExpressで売っている安い汎用のガードだ。
今回走ったところは私がよく走っているホームグラウンド。比較的路面が綺麗でハブモーター機でも楽しめる場所だ。
ところがそんな路面においても、思った以上にBackfire miniのウィールはノイズを拾う。電動スケボーにおいて、ここまでノイズを拾うウィールは初めてかもしれない。オーリーなどのトリックをする硬いウィールを装着したショートボードをプッシュしたときに少し近い「ゴゴゴロゴロ」「ボボボボ」みたいな音だ。
イヤホンさえしていなければ誰もが背後からの接近に気づくであろう音。ABEC11フライウィール等にあるような静かで気付かれにくいステルス性は皆無。これは人によっては気になる人もいるだろう。「ハブモーターは静かです」という電動スケボー界の定説をふっ飛ばすくらいの音だ。
そのままクルージングを続けるとやはりそんな音が出るくらいなので乗り心地は良いとは言えない。乗り心地で言えばInboard M1に感覚が近い。休日や余暇を楽しむボードという感じではない。乗り心地は目を瞑ってとにかく手っ取り早く移動を済ませるためのボードという意見は前回のレビューと変わらない。
小さい小石を踏もうものならガッっと衝撃がくる。今まで他のボードでは目視でもほとんど分からない無視できた程度の小石でもそこそこ敏感に反応してしまう。なのであまり速く走ろうという気にはなれない。
それらの代償なのか転がりは良いほうだと思う。今回は25〜30km/h程度で走っていたが、加速→勢いで転がる、の繰り返しで10km以上走ってもリモコンの振動による残量警告が終盤で1回あったのみ。まだバッテリーに余裕があった。
パワーは充分、Sモード(スポーツモード)でも勾配10%くらいの坂を上れるし、同じく下りでもしっかり減速する。
やはり割り切った使い方を要求されるだろう。決してオールマイティではない。「俺が走ってるところはあまり路面が良くないんだよね」という人には向かない。
もし購入を検討されているならば、今回の投稿の内容を踏まえたうえで検討したほうが良いだろう。