↑ 手前のボードは友人のボード。これにLofty ダイレクトドライブが付いている。公式販売サイトだと、タイトルが72KV、選択肢は75KVと58KVの2つが選べる。75なのか72なのかイマイチ不明・・・
↑ ダイレクトドライブのKV値は72(75?)KV。タイヤは横に穴が空いた105mmラバーウィール。
これに試乗させてもらった。結論から言うと乗り心地はとても良い。以前紹介したクラウドウィールよりも乗り心地は間違いなくコレの方が上。ダイレクトドライブらしく音も静かで回転も滑らか。しかし回転軸がズレていてダイレクトドライブの場合はモーターに良くなく、ほかのドライブで使うにも回転のブレによる振動がある。そして友人曰く、電費はあまりよろしくないとのこと。
↑ ためになるミシュランタイヤの動画。タイヤの転がり抵抗について1:25あたりから説明がある。電動スケボーも理屈は同じで、柔らかいウィール(タイヤ)ほど電費は悪くなる。柔らかいほど転がり抵抗が大きくなるからである。
ある程度走った後にモーターの影響をまったく受けない穴空きラバーウィールのフロントウィールを触ると、動画での解説どおりでけっこう暖かい。車にも同じことが言える。
これがウレタンのストリートウィールだと大して暖かくならない。動画の解説どおりで、硬い路面に硬いタイヤ(車輪)だと、転がり抵抗は少なく、エネルギーの熱損失が少ないのだ。今回一緒に走らせたAE2のフロントウィールはさほど暖かくなかった。この差が電費に直結する。
↑ ウィールの電費の良し悪しの見当をつける方法のひとつ。この動画はあくまでイメージだが、動画のように電動スケボーに乗ってリモコンを使わずに、下半身とバランスでボードをグリグリと前後に転がす。転がりが鈍ければ、それは電費の悪いボード。転がりが軽ければそこそこ電費が良い可能性が高い。私は部屋でこれをやって実走前に大方の電費の予想を立てることがある。予想と言っても具体的な電費の数値とかではなく、「電費が悪そうだ」「良さそうだ」程度ではあるが。
今回の105mmラバーウィールはまさにセミATと言える。しかし回転の精度が悪すぎてせっかくの乗り心地向上のコンセプトも台無しである。友人はこの後クラウドウィールに履き替えている。乗り心地は微妙ながら、回転精度ははるかにマシなうえに悪路走破性、電費の良さでクラウドウィールに軍配を上げたようだ。