NKONから購入したバッテリーセルは、一見偽物の35Eセルである可能性を疑ったが、前回の容量測定によりしっかり3500mAhの容量があるセルであることがわかった。
これを使って中華ボードAE board AE2の10s4pを組む。格安ということでなんとなく買ったボードだか、いちおういくつか理由もある。それに関しては下に記載。
↑ これがAE2。$359。しかしポチった後で送料を追加請求された。そこでさらに交渉して「バッテリーはいらないから総額$359ポッキリで配送してくれ」と頼んだ。
このAE2は格安ストリートモデルでありながら10s4pを収納できるエンクロージャーを持っている。しかし公式ではセルはサムスン20R指定だ。10s4pで組んでも20Rだと288Wh。せっかくの大容量エンクロージャーがもったいない。そこで自力でサムスン35E10s4pで組めば504Wh。これならバッテリーのスペック上はEVOLVE GTRとまったく同じだ。
理論上はWowgo ATの504Whバッテリーをそのまま使える。寸法のわずかな差があるかもしれないので100%の確証は無いが、かなりの確率で使えると見ている。しかしこれは35000円近くとお値段高め。使用セルはサンヨー18650GAと、35Eよりちょっとだけ高級でちょっとだけ性能が良い。
35E使用でスペック上は同じであるEVOLVE GTRの10s4pスタンダードバッテリーだとAU$650。48000円くらい。
自作の35E・10s4pならセル代だけだと約12700円。あとニッケルやらBMSやらコネクタ、ケーブル、シュリンクラップ、ハンダなど含めても20000円いかないくらい。あくまで材料費だけだが・・・作る手間賃はプライスレス。
今回のAE2はバッテリー無しという、少しワガママなオーダーをしたせいかリモコンもなぜか同梱されておらず、これもAE boardに説明して後日送ってもらった。
ボード自体が格安、10s4pエンクロージャー装備以外にもうひとつAE2を買った理由は、ホビーウイングESCではないLingYi ESCがどんなものか試したかったのだ。ホビーウイングESC搭載車よりも最高速が少し伸びるらしい。
※後日の走行でLing Yi ESCのアクセルの制御が段階的で滑らかさに欠けることがわかった。ホビーウイングESCのほうが滑らかである。
↑ 今回10s4pを組む上で3Dプリンターを使ってこのようなセル固定用のケースを作った。
↑ こんな感じだ。4個印刷した。原料は普段あまり出番がない赤いPLAフィラメント使用。
↑ グルーガンで4pを接着。
↑ とりあえずこんな感じ。4pと4pの間には念のため1mmの隙間を空けた。万が一のショート対策。これが4箇所で計4mm。この4mmがエンクロージャーの収納を圧迫するが、どうにか入るギリギリの寸法だ。
↑ プラス側に絶縁シールを貼る。
↑ そしてニッケルをスポット溶接。いつも通りの0.15mm厚、幅は30mm。溶接ポイントが見えなくなるプラス極はニッケルをゴリゴリと押して浮かび上がらせる。
“サムスン35Eで10s4pを組む①” への1件のフィードバック
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