電動一輪

いつも走っている場所で電動一輪に乗っている方がおり、たまにお話をするのだがその方が「バッテリーを増量したいんだよね」ということをおっしゃっていた。

スケボーしかやっていない私としては斬新なお話に思えた。スケボーと違い、セルを増量する空きスペースをどうやって確保するのか、重量増や重心の変化で走行中のバランスを崩す可能性はあるのか、など。それはそのうち考えよう。こんなお話がキッカケとなり、電動一輪に関して私なりに少し調べてみた。

これはあるサイトから拾った比較画像なのだが、この世界にもハイエンドの波が来ていることがよくわかる。

1000Wh、45〜50km/h、レンジ100km、20kgオーバー・・・・

恐ろしい数値が並んでいる。並みの電動スケートボードでは太刀打ちできない。まさにモンスターだ。16インチ、18インチ、直径だけで言えば車やオートバイ並みである。大きいほうが安定するのだろう。

私が驚いたのは84Vという高電圧だ。スケボーでは10直列42V、12直列で50.4V。電動一輪の世界では20直列84Vというものがあるのだ。15直列63Vというモデルも存在する。(いずれもセルあたり満充電4.2Vで計算)

電動一輪は電動スケボーよりも高電圧な世界なのだ。個人的にちょっとビックリ。

「25kgで45km/hとか原付の延長でしょ!」

・・という感じなのだが、似たようなスペックのスケボーを所有する私も他人にそういう印象を与えているのだろう、おそらく・・・どちらの世界もすでに行きすぎたスペックであり、どこかで規制が入り頭打ちになるような予感がする。

ところが2019年、電動一輪は先日記述した電動スケートボードの超ハイエンドすら凌駕する、とんでもない領域に突入していたのだ。

https://www.ewheels.com/product/new-gotway-monster-22-1600wh2400wh/

↑ 極めつけはこれだろう。Gotway Monster。超ハイエンド。100V(!)のモデルは60km/h。84.2Vのモデルは2400Wh。海外で販売されている最先端の電動一輪モデルは相当にヤバイ!500Whで大容量だと言っている電動スケートボードとはレベルが違う。一回の充電で走れるレンジ96マイルって150km!64lbsってほぼ30kgですが・・・

話が少し戻り、日本で買える電動一輪のハイエンドはどれもバッテリー容量が1000Wh近辺だ。Ninebot one Z10は楽天で208,000円販売されている。Gotway Teslaの1020Whモデルは142,000円だ。モノが確かであるならばこれは凄い!送料まで加味すればEvolve GTRよりも安くて速く、バッテリー容量は2倍だ。

海外通販じゃないと買えない電動スケートボードより敷居が低く、性能あたりのコスパも良い。

国内で20万円以上のボッタクリ価格で199Wh、38km/hのboosted stealthなど買っている場合ではない・・・そんな気がした。もっとも国内とか関係なくboostedは高すぎる。あのスペックで$1599はさすがに時代錯誤だろう。