とても嫌なニュースを知人から聞いた。とある県で電動一輪に乗って自転車道を走っていた人が摘発されたという報道だ。その県において初の事例。11/16付のニュースであり、あえてソースはここでは載せない。
件の電動一輪にはブレーキやミラーが装備されておらず、これが整備不良にあたる。また整備不良の機体で自転車道を走ったことによる通行禁止違反。道交法違反、青キップ。
以前、電動スケボーと電動キックボードの明暗と題して、こういう事態が起こり得るという懸念を投稿した。私ではないが、ついに起こってしまった・・・
警察が押収した証拠品としてその電動一輪の画像が「搭乗型移動支援ロボット(ミニカー)」という題目で報道用に展示されその画像も掲載されていた。それを見る限りさほどハイスペックな物でもなさそうに見える。ナインボットONEの15km/hのモデルに見える。違っていたらスミマセン。それを自転車道で走らせていたら青キップ&全国報道である。我々にとっては他人事ではない恐ろしい話だ。
そこでいくつか考察する。
①時間は朝7:35とある。そこでまず登校中の小中学生の親御さんによる通報の可能性。
②はたまた、普段からマークされていた人物であるとか?
③もしくはこの地域に「こんな乗り物は絶対に許さん!危険!違法!」という方が居たのか?
④通報でもなんでもなくたまたま居合わせた警察による直接の摘発なのか?
怖いのは③④だ。これが「現実に通る」からだ。言い訳は通じない、これを言われたらおしまい。
日本においていままで曖昧だった(本当は曖昧ではない)遊具の延長みたいな認識から、明らかに原動機を搭載した車両という見方に変わったのだ。電動キックボードがナンバー取得できるようになったあの時から。実際にはそれ以前に元から原動機を搭載した車輌であるが現実社会における対応自体は曖昧だったのが実情だ。今回は摘発までいった。
グレーじゃねえぞ、黒だそ。という判断。
過去にも似たような報道はあった。毎日同じ公道を走っていた外国人とかそういう経緯。しかし今回は自転車道だ。
実際のところ、私たちはなんとかお目こぼし的に見逃してもらっているところがある。人がいる場所ではスピードを落としている。近隣の人々の協力のもとなんとか今日まで遊ばせて頂いている。それも通じなくなる日がいつか来るかもしれない・・・
もうこうなったら日本の販社もみんな在庫を抱えて共倒れになり、なにも許容されない息苦しい国になるだろう。Evolve Japanも困るだろう。今回の件、摘発まで至った真相を知りたいところではあります。