はじめに、この投稿の当初はリベットナットとエポキシ接着剤でネジ穴を作る作業をしたが、いざエンクロージャーを取り付けたらリベットナットは全て抜けた。その後、鬼目ナットに付け替えた。なので、以降の話は鬼目ナット前提です。以下の内容を所々修正してあります。
ランドヤッツEVOに21700・Samsung 40・12s4pを入れて自作の電動スケボーを組む。実のところ、1年近く前からやろうとしてやらなかった。21700を入れるにあたり、シングルスタック用のエンクロージャー内部の上下スペースに不安があり、21700だと少しキツキツで厳しいかな?と思っていたからだ。しかしそれをどうにかする方法を考えたので実行に移すことにした。
ゴム板を貼ったあとはエンクロージャーを取り付けるためのネジ穴を開ける。これは少しコツがある。まずエンクロージャーをデッキに置いて、位置が決まったらテープなどで動かないように固定する。そしてまず角の一ヶ所に穴を開けるのだ。私の場合M5のネジを使用するので7mmのドリルビットで穴を開けた。はじめに穴を開けるのは角の一カ所というのがポイントだ。
穴を開けるときはドリルがエンクロージャーを貫通したらそのままデッキにも少し穴を開ける。そうすることでエンクロージャーとデッキのネジ穴の位置が決まる。このときデッキには少しだけ穴を開けるだけにとどめる。デッキにも少し穴を開けた感触を感じたら、とりあえずデッキからエンクロージャーを外そう。
↑ デッキに使うエンクロージャー固定用のリベットナット(左)と鬼目ナット(右)。普段は鬼目ナットを使うのだが、今回はリベットナットを使う。(※リベットナットは失敗でした。)
M5のネジに対して7mmのドリルビットを使うのは、このM5リベットナットの外周直径が7φだからだ。M5の鬼目ナットの外周がおおよそ7φだからだ。
「M5のネジを使うのにエンクロージャーに開ける穴まで7φで良いの?」という疑問に関して、5mmのエンクロージャーの穴と5mmのデッキのリベットナット(または鬼目ナット)が8カ所または10カ所すべてピッタリになることはまずない。エンクロージャーの7mmの穴は遊び(誤差用)である。
エンクロージャーを外して鬼目ナットと同等の深さまで穴を開ける。ドリルを入れすぎると当然デッキに穴が貫通するので、貫通しないように慎重に作業する。
あとは鬼目ナットを締めていく。キツイと感じたら無理に締めるのは禁物。鬼目ナットはキツイのに強引に締めていくと意外にも割れるのだ。経験上、M5の鬼目ナットに対して7φのドリルビットならそこまできつくなる事もなく締めていける。
今回、合計8カ所にネジ穴開け、および鬼目ナットを入れるのだが、まず角の一カ所だけ。次にその一箇所だけネジを締めてエンクロージャーを固定したら、対角の反対側の穴を開ける。その2カ所のネジ穴の使ってエンクロージャーを固定し、今度は残り6カ所すべて穴を開ける。はじめの角-角の2カ所のネジ穴さえ決まれば、他がズレることがなくなるからだ。今回のように8mmという厚さのゴムを間に挟むことにより、ズレやすくなるのでこのような少し面倒なやり方になる。
これでエンクロージャーのネジ穴開けと鬼目ナットの挿入固定作業は終わり。鬼目ナットとリベットナット、どちらが良いか?数日かけてじっくりやるならリベットをオススメする。接着剤が乾くのを待つのが嫌なら鬼目ナットだ。鬼目ナットが確実です。
もし、今回のようにゴム板などでエンクロージャーとデッキの間で隙間を増やす場合、ゴム板を貼る前にデッキに直接エンクロージャーを当ててネジ穴を開けるのはNGだ。その後にゴム板を貼ると、よほど真っ平らなデッキでない限りはほぼネジ穴がズレる。ゴム板を貼って隙間を増やした状態からネジ穴を開けよう。