Build kit board というアメリカの電動スケートボードショップが組み立てキットを近日中に販売する。
こちらにショップオーナーが立てたスレッドがあり、質問を受け付けているしまた意見を投稿することもできる。
上の各リンク先のとおりで、内容はかなり良い。
シングルモデルは10s2p、デュアルモデルは10s3p。VESC4(Flipsky?)。ベルトドライブ。97mmウィール。BKB Taytoデッキ。内容のわりにかなり安い。私が今作ってる12s6pマシンもこのBKB Taytoデッキを使う。
今回の組み立てキット、難点は「北米のみ発送」ということだ。
日本で買えるならば速攻で買うくらいの内容だというのに。しかしこれはEsk8 newsのフォーラムを見ると実験的な色合いが強いようだ。
今までの電動スケボーの自作はかなり敷居が高かったと言わざるを得ない。ある程度の工具を持っていることはもちろん、知識もそれなりに必要だ。
これはそういう難しい作業工程や知識を必要とせずに組み立てが出来る、半完成キットのようなものだ。このキットからDIYを始めてゆくゆくはDIYユーザーを育てるとか、DIYを始めるキッカケになるとか、そんなユーザーを想定しているのだろう。
今回投稿したのは、まさにこの部分に関心があるからだ。
私の勝手な想像だが、電動スケボーユーザーというのは基本的には「乗って楽しみたい」というユーザーが大半であり、自分で組み立てたいとか自作したいというユーザーは少数だと思う。その少数派のユーザーはかなりディープであり、勝手に知識を身につけて勝手に作っていく。
今回のBKBのキットはその中間層狙いであり、果たしてどれほどその領域にユーザーがいるのか?少し読めない部分がある。
「このキットはドライバーなどの身近な工具だけあれば殆どの人が簡単に組めますよ」と言ったところで関心を示すユーザーがどれだけいるのか?
もうひとつ懸念がある。このキットはかなりの良心価格で販売側はおそらく元は取れない。当然私も含めて「DIYをやっているユーザー」も欲しがる。つまり想定された「DIYをこれからやりたいんだけど〜」という人々に行き渡らない可能性が高い。フォーラムによると、とりあえず25kitしか用意がないという。
これは常時在庫があり、いつでも買えるものでないと本来想定しているDIY駆け出しのユーザーには行き渡らないのではないか?・・・と私は考えている。おそらく耳の早い連中がサッと買って販売分が終わってしまう。
そういう部分も含めて経過を見守りたい。今までの電動スケボーの販売業態は、完成品、プレビルド、DIYパーツ。
今回の組み立てキットはプレビルドとDIYの中間に位置する新しい販売業態だ。
プレビルドはプロのショップビルダーが数あるDIYパーツからチョイスしてショップビルダーがすべて組み上げて完成品として販売する。DIYは自分でパーツをチョイスして自分で組み上げる。
今回のキットはパーツチョイスをショップがやり、組み立てはユーザーがやる。これが市場に受け入れられるのかどうか?
話がガラリと変わって、表題のプラスα。
少し前の投稿でオーストラリアドルが横ばいなどと言っていた矢先にガラッと下がった。ここ10年来の安値だ。
オーストラリアの製品を買うチャンス!
筆頭はevolve。しかしコイツは元々高い。
そこでRaptor2.1。今回のオーストラリアドル安とクーポンの併用でかなり安く買える。
クーポンコードは「RAPTORHACK」だ。このクーポンコードはいつまで使えるかは分からないし、肝心な製品の発送もいつになるかわからないが(笑)
けっこうな値引きになるので、「待たされてもいいからRaptor2.1がどうしても欲しい!」という人は試してみてください。