電動キックボードの規制緩和(2021.4)

電動キックボード、時速15キロ以下免許不要 規制緩和案

↑ こんな記事が出てきた。有識者委員会が検討している電動モビリティによる新ルールの中間報告の内容だ。

↑ 新ルールの上から電動キックボード、セニアカー、原付という感じだ。

電動キックボードは小型低速車という扱いでヘルメットは推奨(義務ではない)、車道、路側帯、自転車専用レーンを走れる。ただし15km/h制限。免許不要、16歳から。

これらはまだあくまで検討段階であり、もしこれが実施されるならばかなり海外に近づくことになる。

15km/hといえばママチャリ程度の速度だ。登録はどうなるか?セニアカーは登録制度もナンバーの交付もない。電動キックボードはその辺の扱いがどうなるかはまだ不透明だ。

16歳からというのであれば、高校生は通学手段としてこれを使っていいのか?その辺の議論も出てくるだろう。校則で認めるか禁止にするのか?やはり18歳からにしましょうとなるのか?

ヘルメットの着用義務がないのは万が一の時に危険とする一方で利便性は高まる。またウインカーやらブレーキランプなどの保安部品はどうなるか?

そして・・

電動スケボーも15km/h以下なら良いんですか?

という最大の疑問が・・・電動スケボーだけでなく、電動1輪もそう。そしてペダルを漕がなくても走る電動サイクルは15km/hまでならアクセルオンだけで走っていいんですか?という疑問がでてくる。

いまのところ、電動キックボードだけはOK、他の乗り物は議論の舞台にも上がっていない。

最悪なのは移動支援ロボットに分類されることだ。

↑ この投稿の半年前、電動一輪でサイクリングロードを走って摘発されたというニュース。電動一輪は移動支援ロボットだというのだ。すると新ルールにおいても電動一輪は移動支援ロボットと解釈されるならば、時速6キロで歩道を走っても良いということになる。

電動スケボーも移動支援ロボットと言われた場合は時速6キロである。もはや死刑宣告と変わらない・・・

今までも日本ではグレーではあったものの、電動スケボーにおいて30km/hオーバーでビュンビュン走れる時代はもう終わりが近いのかもしれない・・・