↑ Baja Board S2 ATRAX。本日正式に発表になった・・・が価格はまだ未定。バッテリー容量も不明。そのうち情報が出てくるだろう。今現在(2021.3.1)販売しているのは旧型のS2だ。新型はS2 ATRAXという名称。
↑ 素晴らしい走り。実は私が現在一番注目しているのはLacroixでもKaly.nycでもなく、コレである。
Baja boardの歴史は電動スケボーのなかでは意外にも古く、はじめはクラウドファンディングのキックスターターで資金を募ったがこれが失敗したのである。
↑2014年5月当時。キックスターター資金集めに失敗。あまりに先進的すぎた。私も当時はキワモノ扱いしていた。7年経ち、ようやく私はコイツを理解するに至った。
7年間順風満帆というわけでもなく、その間に製品にも何かと不具合もあったようだ。スタートアップの製品にはその手のトラブルはつきものではあるが・・・過去、Baja boardの欠点はまず品質云々以前に価格も高すぎた。
始めは4独サスペンションから始まったBaja boardは、低価格化を実現するために途中からS2をリリース、これは水平に取り付けられたモノサスとなった。S2 ATRAXも今回の投稿の冒頭にある画像のとおりで踏襲される。
↑ 左が従来の4独サスペンションであるG4、右がモノサスのS2。ボードの前後・全長が全然違う。S2は明らかに短い。
↑ S2 ATRAXはクルマのトランクに入りますよ、と。40インチならその辺のロングスケボーと同等。
↑ サスペンション付きボードの魅力。ちょっとした段差など問題にならず。上の画像の通りで、斜めからの段差侵入ならサスペンションのメリットを存分に活かせるだろう。
↑ ダイヤルでサスペンションのリバウンド調整もできるよ!
↑ 今回、一番驚いたのはS2 ATRAXはヘリンボーンギヤドライブを採用したことだ。 ATにはBOXで密閉されたギヤドライブがベストということか。剥き出しのベルトだと砂利を噛んでしまう可能性がある。高級機・超ハイエンドはギヤドライブ&ATという図式が出来上がりつつある。
↑ Baja boardといえば人差し指トリガータイプのリモコン。スピードやバッテリー残量の表示はもちろん、リモコンからライトのコントロールやパワーの調整もできる。
↑ テールライト内蔵。
賞賛したいのは、サスペンション付きのオフロード電動スケボーという超ニッチな代物を7年もの間熟成させ続けたことだ。どの部分をどういう風に設計すればよいか?材料は何が良いのか?より軽量に仕上げるため、より良い走りのため、採用する部分と捨てる部分は何かという取捨選択など・・・トライ&エラーを繰り返してそういうノウハウを持っているだろう。そしてその希少なノウハウを持っているのはBaja board社だけだ。
そろそろ買っても良いという感じになってきた。良い意味でのオンリーワン。値段次第で考えます。