ヘリンボーンギヤドライブボードのセッティングをする

前回の投稿で、ブッシュが柔らかくてトップスピードまで出せないと書いた。今回はそれを改善する。

↑ ものすごく特別なことはせず、リヤトラックのブッシュを交換しただけだ。ただし、このカフアトラックのブッシュはハンガーの裏と表でブッシュの高さが違う。今回は低いほうのブッシュはそのままに、高いほうのブッシュだけEvolveの旧オレンジ95Aに変更する。

なぜ片方だけなのか?裏表両方とも背の高いブッシュに変えるとキングピンナットが締まらなくなるからである。カフアトラックの背の高いほうのブッシュとEvolveの旧バレルブッシュが同じ背の高さだった。

さっそく走ってみたところ、かなり安定感が増して最高速まで安定して走れるようになった。これでこのボードは完成となる。ただ190KVモーター、15Tピニオンギヤ、トルクボード110mmウィールの組み合わせにおいて、最高速はそんなに速いわけではない。最高速はその辺の中華ボード以上、同じ110mmウィールを装着したトルクボードのダイレクトドライブには劣る・・・とだけ言っておこう。もし最高速を伸ばしたいなら210〜220KVあたりのモーターに変える必要がある。

ダイレクトドライブよりもブレーキはしっかり効く。トルクボード110mm青74Aの乗り心地も素晴らしい。

ドライブの音は静かな部類だ。アクセルオンではそれなりにビュイイイーンという感じの音がするが、アクセルオフでかなり静かになる。

安定感を持ちつつもカービングもブッシュに適度な反発があって気持ちが良い。フロントのブッシュは敢えてそのままにした。このおかげでキレも良い。安定感とキレのバランスが絶妙だ。

トータルバランスにおいて最高のボードに仕上がったと思う。

↑ ギヤボックスを地面や小石から保護するバッシュガードの設計が更新されたので、さっそく3Dプリンターで再度印刷して改めて取り付けた。今度はナイロンフィラメントだ。再設計されたバッシュガードは厚みが約1mm増している。

Avio AT Gear Drive MK2、とても素晴らしいドライブですヨ!