電動スケボー的にはかなり特別な日である。電動スケボーといえば中国、その中国で大々的に行うセールだからだ。

しかしこれがAliExpressとかだと、普段より安いのか高いのかよくわからないところもあり、雰囲気でなんとなく買ってしまうこともあるだろう。その辺りの見極めも込みで買い物を楽しむカオスな日だ。

そんなこんなで私もいくつか買った。

↑ 安いベルトドライブ。これを(A)とする。画像のセットは約9000円。5055モーターを使える。これの良いところはモーターが含まれていないということ。モーターは別途買う。そしてモータープレートをよく見るとモーター位置を調整できるタイプであることがわかる。つまりベルトの張りやらギヤ比も調整できる。クーポン適用でさらに値引き、しかも送料無料だ。

↑ これは買ってはいけないパターン。これを(B)とする。モーター付属でお買い得に見えるが、モーターはBLDCセンサー無しなのがわかる。しかもほぼ同じものがDIYEboardで売っている。値段もほとんど変わらない。もっといえばモーター位置を調整できない可能性すらある。(Riptide R1が似たようなドライブを採用しているが、実際にモーターの位置は完全に固定であり調整ができない。)さらに言えばこれは送料も取られる。

↑ こういうものがある。モータープレートの4つのネジ穴を見れば一目瞭然。モーターの位置を変更できないものはダメだ。

↑ Flipskyのサイトでもセール中だ。上で買ったベルトドライブ(A)と組み合わせるためのセンサー付き5055モーター。AliExpressで売ってるモーターと違い、素性やスペックがハッキリしている。これは1380Wで完成品吊るしの中華ボードにはないハイパワー、しかも12sまで使える優れモノ。なおかつセンサー付き。

結果として、上での(A)のドライブとこのFlipskyのモーターの組み合わせは、買ってはいけない(B)とトータルの値段はそれほど大きく変わらない。しかし(A)パターンはモーターの位置を調整してギヤ比を変更できる。モーターもセンサー付きなので音が静か。そして1380Wのハイパワーで12sまで使える。ドライブとしては(B)よりはるかにグレードが高くなるのだ。もっと言えば6355モーターでも良い。5055も6355も値段はそんなに変わらないからだ。

↑ AliExpressの中華ウィール、ABEC11クローン。これが意外にもバカにできない。乗り心地もよく頑丈だ。90〜97mmは自作で組むにはリーズナブルで良い。しかしAliExpress内で同じようなウィールでも値段にかなりの差がある。安いものを探そう。

↑ FlipskyのデュアルVESC。買うならこの「Plus」がついたバージョンだ。無印はかなり保守的なショボめの設定じゃないと誤作動を起こす。Plusならそこそこの設定で使える。デュアルVESCで$149は過去にないほどの破格だ。FOCBOX Unityの半額である。しかも68mm × 84mのコンパクトサイズ。

↑ 自作の世界ではスタンダードとなったVX1リモコンも11.11セール価格だ。とりあえずこれを買っておけば間違いはない。

今年は色々買ってしまった。メーカー製の吊るしのボードもそのうちブラックフライデーとしてセールが始まるだろう。日本のクリスマスと違い、海外は少し早いセールだ。