https://www.aeboarder.com/collections/boards/products/aeboard-awd-electric-longboard-skateboard

不明な点が多いが、少しお高い4WDボード。Meepo AWD Proのライバルという感じだろう。

実のところ、わたしはこのAWDをどのようにESCとリモコンを同期させているのかを知らない。予想ではあるが、前後それぞれのESC(つまり2個のESC)を、ひとつのリモコンで制御しているのだと思っている。

イメージとしてラジコンで例えると、ひとつのプロポで２つのラジコン(つまりESC)を同時に動かすようなイメージだ。リモコンの操作に対して、２つのESCが同時に受信してまったく同じ動きをするフルタイム4WD。あくまでこれはわたしの予想であり、ひょっとしたら違うかもしれないが・・・

VESCの4WDも制御方式はふたつある。ひとつは上記の方法に似ていて、ひとつの受信機から4つのVESC(デュアルVESCなら前後の2つ)に同じ入力情報を伝達してフルタイム4WDにする方法。これはリモコンと受信機の間は当然無線として、受信機からVESC間はcan busによる有線だ。この方法のメリットはひとつのVESCが壊れてもほかのVESCが生きていればとりあえず走れること。

もうひとつはVESCをマスターとスレーブに分けて、片方のVESCが受信したリモコン入力操作をもう片方にも伝える方法。これのメリットはトラクションコントロールが使えることだ。前後のVESCが連携できる。そのかわり、受信機が付いているVESCが故障するともう片方も動かなくなる。

話が少し逸れた。おそらくAE board AWDは2WD用よりも少しマイルドな挙動をするESCを使っていると予想する。2WD用のESCをそのまま4WDとしてふたつ使えばトルクもブレーキも急激すぎて危ないのではなかろうか？Meepo AWD ProもESCとリモコンは専用であり、ほかの機種のものは使用できない。

AE board AWDはもうひとつユニークな機能を備えている。バッテリーを工具無しで交換できるのだ。

↑ 横から引き出しのようにバッテリーパックを引っ張り出せる。同社のAE board AFというモデルがこの方式を採用している。

このバッテリーをふたつ前後に取り付けたのがAWD。そしてまたひとつ疑問が残る。充電するときは前後別々に充電するのだろうか？Meepo AWD Proもバッテリーが前後に分かれているのは同じだが、ひとつの充電ジャックで前後同時に充電できるようになっている。AE board AWDはどうもそのようには見えない。裏を返せば、おそらく片方のバッテリーさえあれば2WDでも走れるのだろうと思う。

不明な点がいくつかあるが、そのうち明らかになるだろう。