チューンドメーカー?

ESK8newsの記事を見ていて、「ついにこんなメーカーまで出てきたのか!」という衝撃を受けた。Meepo専門(?)のチューンドマシン、またはそのパーツを販売するCARVlabという会社である。

MeepoのVESC化、またはダイレクトドライブAT化したコンプリートマシンやそのパーツなどを売っている。

いままで私自身、中華ボードのVESC化は面白そうと思う反面、実際にやろうとするとイマイチ踏み込めなかった。まず昨年まではバッテリー容量が致命的に足りなかった。ダブルスタック10s2pで200Whにも満たないボードにVESCを入れても大したメリットはないと思っていた。

もうひとつはモーターの定格ワット数の少なさ。昨年までの中華ボードはモーター(ハブモーター)の定格ワット数が少なく、VESCでパワーを上げるメリットがなかったのだ。250W ×2輪で総出力500W。10sバッテリーでせいぜい12〜15A程度。ここまでしか出力できないのなら$150くらいの安いデュアルVESCですら勿体無い。

しかし10s4p、10s5pとバッテリー容量が増し、モーターの定格ワット数が上がっている最近の中華ボードならVESC化も悪くなさそうだ・・・が、ストックのESCもそれに合わせて出力を上げている。

それにVESCはなんだかんだでユーザー側にも少し知識が求められる。低価格のボードにVESCが標準装備になったとして、知識がないユーザーに変な数値を入力されて壊されかねない危険が常につきまとう。

いくつかの心配事や懸念事項があるが、そろそろVESCを使った中華ボードが出てきてもおかしくないタイミングだとは思っている。

FlipskyのVESCとリモコンを使い、ベルトドライブと10s5pを載せたプレミアム中華ボードなんて面白そうだ。AE boardやApus boardあたりはそういうベースマシンとしても有望に見える。中華ベルトドライブに対して、いくつかの歯数を用意したプーリーキットなどが出てくれば中華ボードカスタムが盛り上がりそうだ。

CARVlabに話を戻すと、チューンドマシンらしい色づかいやまとめ方でカッコいいと思う反面、個人的にはバッテリー容量が少ないと感じる。やはりベースがMeepoだからだろうか。ハブモーターをダイレクトドライブ化して6インチATタイヤを装着する方法もすごいと思う反面、ここまでやるとデッキも変えたくなってくる。ドロップダウンデッキにもっとデカイバッテリーを付けたくなってくる。

パワーマシンになると、比例してデカイバッテリーが欲しくなってくるのだ。

↑ レンジだけ短い。バッテリーがサムスン25R10s2p、180Whだからだ。動力性能が良いだけにさすがにもったいない気がする。NLS Proと同じ40Tの10s2pにすれば288Wh、1.5倍は伸びる。

面白いメーカーだと思うし、技術力もあると思う。しかしトータルパッケージとして見ると私としてはもう一歩という感じがする。やはりATはドロップダウンで少し車高を落としたい。バッテリーも容量をもっと盛りたい。

今後も動向を見ていきたい気になるメーカーだ。