前回のミニウレタンギヤドライブ に準ずる話。
前回はウレタンストリートウィール専用だったが、今回のSSミニギヤドライブはAT用となる。
最近流行りのベルグマイスター6インチATタイヤとBio boardsの6374・150KVモーターと組み合わせる。
Bio BoardsのモーターはセンサーコネクターがFOCBOX Unityのコネクタと同じサイズ(JST PH)なのでコネクタ変換の手間がない。
なお今回のギヤ比は1:3だ。前回のミニウレタンギヤドライブは1:2.4だった。
なお、6インチAT専用のギヤドライブもある。 こちらのほうはギヤ比1:3.5なので、最高速が少し落ちてそのぶんトルクが増す。
組み立ての細かい話は前回の投稿を参照。今回はV3の変更点やら組み立てて感じたことを書く。
↑ ギヤケースのモーター側。3つのネジがあるが、V1では裏側についていた。V3では上の画像の位置に変更されている。V1の頃はモーターの付け根にネジがあったのでメチャメチャネジを回しにくかったが、今回からはだいぶ組みやすくなっている。
そして組み立て説明書ではモーターシャフトにピニオンギヤを取り付けた後にモータープレートに固定する手順で書いてあるが、この点に関しては私の見解は異なる。以下説明。
↑ まずモーターを一番ドライブギヤ側から離した位置に固定する。モーターが動かなくなる程度に軽く止める。まだネジにロックタイトは塗布しない。
↑ アクスルシャフトに真鍮のリングを入れ・・
↑ アクスルシャフトに黄色いドライブギヤを入れる。そしてモーターシャフトのキー溝にモーターキーをはめ込む。モーターキーとモーターシャフトはロックタイト638で接着する。
↑ そして、このタイミングで黒いピニオンギヤを入れる。理由はドライブギヤとピニオンギヤを上の図の赤い線のようにツライチで合わせられるのはこのタイミングだからだ。説明書とおりに先にモーターへピニオンギヤを固定してしまうと、まずツライチにならない。なおピニオンギヤとモーターシャフトの固定にはロックタイト638を使う。このロックタイト638は一度固着すると人間の力だけではほぼ外すことが不可能なくらいやたら強力に接着される。つまりやり直しはほぼ不可能。
↑ ツライチでモーターシャフトとピニオンギヤをロックタイト638で固定した。このあとロックタイト243(青い液)を使い、ピニオンギヤにイモネジを固定しよう。このロックタイト243も超重要だ。これが走行中に抜けると、黄色いドライブギヤが破損する。以上!
↑ 完成!ギヤボックスの下にある赤い部品は石ハネなどに対するガードだ。これもV3から付属する。
またV3からグリスも変更された。V1のころはネットリとした水飴みたいなグリスだったが、今回のグリスは前回よりもサラッとしている。
ちなみに組み立て説明書にあるとおり、ピニオンギヤをモーターに取り付けてからモータープレートに取り付けるということは、ピニオンギヤが付いたままモータープレートからモーターを外せるということだ。これはV1ではできなかった。V1のモータープレートの穴がピニオンギヤの外周よりも小さかったからだ。
このFatBoyハンガーのアクスルシャフトはチタン製。頑丈で信頼性は抜群!
今回組んだV3は近日中にマシンに取り付けて走ってみる予定だ。
注意点として、このFatBoyギヤドライブシリーズはトラックのベースプレートが付属しない。ベースプレートは別途買うことになる。
↑ この黄色い線で囲んだ部分がベースプレート。推奨はキャリバーⅡの50度だ。
↑ ベースプレートのみ販売。
もしくは日本国内でトラックごと買ってしまうのも手だ。
↑ 今回はオマケもついてきた。Tシャツとステッカー。ありがとう3D Servisas!
“ギヤドライブを組む (FatBoy SSミニギヤドライブ V3)” への1件のフィードバック
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