国際配送(発送)で手こずる

↑ バイオボード・プルトニウムのノーズハンドルとテールガードを設計し3Dプリンターで印刷した。

ありがたいことにこれを買ってくれるお客様がいた。アメリカへの配送。いままで日本から海外へ何かを発送する時、EMSの伝票を郵便局で数枚まとめてもらっておき、手が空いてる時に書いていた。

ところがッッ!

↑ アメリカへは船便しか受け付けませんだと?? コロナの影響なのだろうけど、対アメリカだけ規制が厳しい。(2021.2/13現在)

↑ アメリカ宛の手書き伝票は受け付けないだと??

マジかー!船便だと2〜3ヶ月。郵便局員は「アメリカへは船便じゃないとダメです」の一点張り。もうどうにもなりません。

この事を米国のお客様に連絡したところ「年間通して欧州に在住している比率の方が高いので配送先をそっちに変えてくれ。」ということになった。

国際郵便受け入れ一覧

↑ 調べたところ、欧州のその国は航空便を受け入れてくれるようだ。

さらに調べていたら「国際郵便プリタッチ」というサービスが2018年からあるという。手書き伝票というアナログな方法は時代的にナンセンスということか。

国際郵便プリタッチはメルカリなどで採用されているQRコードによるラベル作成方法。まずPCやスマホなどで「国際郵便マイページ」でアカウントを作り、そのあとは国際郵便プリタッチのページから配送先やら配送方法を入力する。私のケースでは今回「国際eパケット」を選択した。冒頭の製品程度なら(シュレッドライトは除く)、800円程度の配送料で追跡番号つき。

国際郵便eパケットの条件は以下の通り

そんなこんなで入力を終えたらスマホにQRコードを表示させて、郵便局に設置してあるプリタッチ端末に読み込ませればラベル作成完了、と。

今回はやらなかったが、国際郵便マイページからログインして自宅のプリンターで伝票を印刷する方法もある。A4用紙に印刷された伝票を専用のパウチ(貼り付けできる透明の袋)に入れて配送できる。パウチは郵便局でもらう、もしくは国際郵便マイページから請求(無料)できる。この方法だとダイレクトに配送品を窓口に持っていけるのでプリタッチ端末でラベルを印字する時間を節約できる。

いずれにせよ、現場の郵便局員はだいぶ手間が省けるしこちらも助かる。

郵便局のみならず、今は現場の手間を省くシステムというものが急激に増えている。AmazonハブやらPudoステーションなどの24h宅配ボックス。コンビニやスーパーで採用が進んでいるセミセルフレジ。回転寿司や焼肉屋だけでなくレストランやラーメン屋ですらタッチパネルによるオーダーを採用し始めている。電気料金や銀行口座もスマホで確認というのが常識化している。海外のマクドナルドは入り口に設置してある巨大なタッチパネル端末で注文し、商品の受け渡しのときだけ対人のようだ。

ドコモも今春からahamoを始めるが、これはオンラインのみで契約を受け付けるという。私自身はMVNOを使っておりiPhoneをネットで買っているのでケータイショップにはほぼ用が無いのだが、ケータイショップという業態もこれから縮小していくのだろう。

この手のシステムは現場のスタッフの手間を省けるのもメリットだが無駄に人と接触しないこともメリットだろう。コロナというのもあるが、アカの他人との接触は時にはストレスになる。あの店員の態度が気に入らんとか、あの客は嫌だとか、そういう感情が芽生える要因やキッカケも排除できる。

最後はしょうもない事を語ったが、世の中便利になったなあと感じた次第です。