Flexi BMS 備忘録③

前回の②で終わりかと思いきや③があります。

小さい12s用スマートBMS(放電バイパスオンリー)という観点からするとかなり良いBMSなのだが、これの良さはやはりMetrと組み合わせることにあるのだと確信する今回の投稿。

↑ Flexi BMSとVESCがCANで接続されているとセルバランスを見れるのは前回の投稿のとおり。そして今回はMetrから直接パラメータを弄るというもの。前述のとおりCANで接続されているとMetrのエキスパート画面からFlexi BMSの選択肢が出てくるのでそれをタップ。

↑ するとこのような画面に切り替わる。充電に関わる項目をスマホから弄れるようになるのだ。前回は充電完了時の平均が4.15Vくらいだった。上記の赤円部分・Team Cell voltageが4180(4.18V)だったからだ。12ある並列のうちどれか4.18Vに達した時点で充電終了、そこから少し電圧が落ちて4.15Vという結果だった。

今回は4230に変更してみた。

↑ 結果として、全体で50.2Vで完了。これは緑円の部分・Team Pack voltageが50400(50.4V)の設定だったからだ。個々の並列は4.23vまで昇圧されなかったが、12直列全体の50.4Vに到達したので充電完了という流れだ。全体としてほぼ100%となった。

こんな感じでスマホからも充電設定を弄れるので、敢えて最大充電電圧を下げてライフサイクルを伸ばすというやり方も出来る。自作で電動スケボーのバッテリーを組むならコンパクトでオススメのBMSです。(超マニアックだが)