中華ハブモーターをダイレクトドライブにする(?)

クラウドウィールの公式ページ。かつてはアリババなどで購入していたクラウドウィールは専用の販売サイトを持つほどに勢力を拡大していた!

画像の上の方にある赤いパーツがハブモーターをダイレクトドライブに変えるための部品。クラウドウィール・ディスカバリーと併用して使う。

また各社ベルトドライブ用のプーリーが用意されている。なお現行のクラウドウィールは「クラウドウィール・ディスカバリー」という名称であり、これがabec11コアと互換性がない現行型ウィールであることを示す。

↑ 画像左がabec11オリジナルのコア、右がクラウドウィール・ディスカバリーのコア。abec11オリジナルコアのスポークは細い。クラウドウィールの初期型はこれであり、割れたという報告が上がっていたようだ。初期型から現行のディスカバリーへとモデルチェンジをしたのはこのコアが割れる事への対策だ。ウィールが大口径化するほどにコアへの負荷も比例して大きくなる。abec11が107mm以降、全然新型の大口径をリリースしないのはこれが原因なのかも?

おそらくケーゲルコアは設計上大口径に有利であり、トルクボードが110mmウィールでケーゲルコアを採用している理由もこの要因かもしれない。

では表題のダイレクトドライブ化はどうやるのか?以下の動画参照。

↑ その方法、インストール動画。

理屈はわかった。しかし私はこの手法によるダイレクトドライブ化をあまりおすすめできない。まず中華ハブモーターは90mmが基本であり、おおよそ75KVでバランスが取れている。これを大幅に崩すことになるだろう。おそらくモーターに負担が掛かるしトルクも薄くなる。

そしてたぶんものすごくカッコ悪くなる。リアはこれで良いが、フロントはどうなるか?フロントとリアで幅が大きく変わるだろう。インストールガイドは公表していても、インストールが完了したボードの全体像を載せないのはこういうことだと思う。

クラウドウィールの王道の使い方は、やはりベルトドライブで専用のプーリーを使用するのが一番良いだろう。