Carvon EXO改に乗ってみる②

1520km/hの低速で遊べることは前回で証明された。

「ではスピードはどうなんだい?FOCBOX Unityに換装した価値はあったのかい?」

吊るしのホビーウイングESCでは43km/hだった。初期のFLIPSKY FSESC4.2無印では46km/hだった。FSESC4.2無印はブレーキ中にブレーキがカットされる(ブレーキが抜けるような現象)というどうしようもない欠陥があった。Unityではどうか?

↑ 2〜3年前の中華ハブモーターベースのダイレクトドライブとはいえ、これはかなり良い結果なのでは?低速は鈍いが高速でかなり伸びる!

今現在販売している最新鋭の中華ボードに勝るとも劣らない結果となった。2つある速度のうち、上はVESCの計測値、下はGPSでの測定値である。

ブレーキも問題なし。安心して使える。低速で遊べて高速もそれなりに伸びる。低速をそこまで犠牲にしていないゆえ、人によっては高速でウォブル(※)を出すかもしれないが・・・

(※)ウォブルとは高速域でボードがグラグラと揺れる現象。

素晴らしい。VESC搭載、10s5p540Wh。今回のこのパッケージで再販してもらいたいくらいだ。

ただし出足の悪さと相まって登坂力もショボい。とにかくローパワーのモーターを平坦なところで回してナンボ、伸ばしてナンボという玄人っぽい走りを要求するボードでもある。

今、FOCBOX Unityはenertion時代よりも安い。VESC5.1ファームウェアもいまのところ問題なし。自作で使うESCとして今現在一番オススメだろう。

これでこのEXOは完全に復活。吊るしのノーマルよりはるかに進化を果たして満足のいく結果になりました。