バイオボード ・プルトニウム

ついにオーダー開始!

昨年のフラッグシップであるトリウムの名前を継承するかと思いきや、プルトニウムという過激な名称となった。

昨年は3つのボードを販売しており、それぞれウラン、ラジウム、トリウムと放射性物質の名がついていたが、今年はプルトニウム単機である。

前回は市場調査も兼ねていたようで、3つの異なるボードを販売していたわけだが、売れたのはトリウムであり、ラジウムとウランはあまり売れ行きが芳しくなかったようだ。ゆえにトリウムの方向性を受け継いだプルトニウムだけを今回リリースすることになったようだ。

今回はコンプリートを購入して日本に輸入することも可能。そしてバッテリーレスオプションもあるし、ストームコアESCも100Dと60Dのどちらかをチョイスできる。(2020.5/31現在では100Dのみ選択可能)

スーパーハイエンド、バイオボード・プルトニウム。金に糸目をつけないから超強力なボードが欲しい! ならこれしかない!

・・・のだが、以下に私なりの購入ガイドを展開したいと思う。

まずどんな人にオススメか?とにかく速いボードが欲しいんだよ!という人だろう。これこそがプルトニウムの真価である。40km/h以上は怖いです、という人だと少しもったいない感じはあるが、もちろんストームコアESCの出力設定を抑えてのんびり仕様にすることも可能だ。自分の成長の伸び代を信じて買うのもアリかもしれないし、「そんなものどうでもいいじゃん」とゆっくり安全に楽しむのもアリ。ようは速いボードが好きな人向けではあるけど、そうでもないという人が買ってもなんの問題もないということだ。ゆっくり走ればそのぶん走行距離が伸びる。

次に仕様の説明を。

6396モーター、ひとつあたり4500Wという狂ったモーターをデュアル、または4WDで、さらにヘリカルギヤでぶん回す。4WDはおそらく泣きたくなるほど重くなるだろう・・・2WDと4WD、どちらがオススメか?個人的には2WDが良いと思っている。70km/hオーバーを体験したいなら4WDなのだが当然リスクも相当なものだ。そして前述の通り重い・・・2WDでも60km/hオーバーなのでハッキリいって充分です。

↑ とんでもないっスよ・・・

前回のトリウム同様、ストリートとATがありモーターのKV値もギヤ比も変わるのだが、それはストリート・ATどちらかチョイスすれば最適なモーター(KV)とギヤがセットで付いてくる。個人的なオススメはATだ。これだけ高性能なボード、ストリートでステージを制限するのは少しもったいない。多少荒れたアスファルトだろうがお構いなしにガンガン走れるATが良いと思う。次のバッテリーの説明でもう少し記述する。

次にバッテリーだ。サムスン40T12s6pである。1036.8Wh。一般の方なら充分な容量。私のような変人だともう少し欲しいという感じの容量。ストリートなら本当に充分と思える容量なのだが、電費の悪いATで果たしてどうか?という感じである。

デッキはバンブーとグラスファイバーの複合プレスのデッキでバイオボード・プルトニウムのオリジナルだ。ランドヤッツEvoに似ているがサイズもEvo40インチに対して、プルトニウムは42インチ。 46インチ。(開発の途中から46インチに変更されました。)そしてトラック取り付け部分は水平だ。Evoのように角度が付いていない。そのぶんライザーで角度をつけるようだ。ベースプレートで角度をつける。(これも開発途中で変更された。)

エンクロージャーもプルトニウムのオリジナル自社デザイン。

リモコンも3つ選べる。Flipsky VX1、Hoyt pack、APSトリガーだ。私ならVX1にする。普段から使っているからだ。Hoyt packも評判が良い。APSトリガーは人差し指タイプであり、これは完全にユーザーの好みの問題になるだろう。

ブッシュもデュロメータ(硬さ)を5つ選べる。

↑ これがブッシュの対応表。体重で選ぼう。大抵が87aか90aになるだろう。

ストームコア、60Dか100Dか?12sなら60Dで問題ないのだが、「現時点では60Dを選択できない」。いまは100Dを選ぶしかないだろう。

↑ 最後にオーダー時の注意点を。日本に輸入するならワールドワイドだ。これによりVAT(欧州の付加価値税20%)は免除となる。そのかわり送料は$220かかる。

バッテリー。コンプリートが欲しいならもちろんYES。自力でバッテリー組みますよ、という私のような変人ならNoでも良いですよ。

「ストームコア100Dなら14sとかで組んでみたいのであります!」

すると2WDでも電圧効果で最高速70km/hを超えてしまう・・・

↑ プルトニウムのコンプリートバッテリーの寸法。この寸法だと自作バッテリーなら21700・14s8pにできるんだよなあ〜

ということでバッテリーレスモデルをポチってしまったのであった・・・