ATタイヤを使い倒す

↑ Haggy boardのベルグマイスター6インチタイヤを使い倒した。

↑ ボードはいつものコレ。自作の6インチATボード。

とにかく出番が一番多いのがコレだ。快適快速GTマシン。

これが完成したのが2019年8月。本日2020年5月までにタイヤを一度替えてるので、今回は2回目のタイヤ交換となる。

↑ 左が新品、右は使い倒してベルトが露出しているタイヤ。タイヤの溝が無くなるどころではない。ベルトも大して強度が高いモノでもなく、タコ糸のような素材だった。クルマのタイヤみたいな金属製ワイヤーではない、ほんと裁縫レベルのタコ糸みたいな糸をゴムと一体成形したようなものだ。

このベルトが露出し始めたら完全に交換時期だ。「当たり前だろ!」と思われるかもしれないが、ベルトが露出しても「まだどうにかなるんじゃないか?」と思い、容赦なく走り続けてみた。

結果、あっさりパンクした。タイヤそのものが破けてチューブを直接キズつけるほどだ。まさにアスファルトタイヤを切りつけながら早朝走り抜けるという様相だ。ベルト露出に気付いてから、おそらく30kmも持たなかったのではなかろうか?

つまりベルトが露出したら即交換が望ましい。

パンクしたらどうなるのか?実はなんとか走れる。スピードはもちろん出せないがチンタラ走ってどうにか帰還できる。そしてCNCアルミ加工ホイールの空気入れのバルブの穴を傷つけることになる。

↑ 緑の円で囲んだ部分。空気バルブのためにホイールに穴が空いている。パンクにより空気が抜けたまま走るとバルブが暴れて穴の側面を打ちつける。ゆえにパンクしたまま走ると時折カチカチと音が鳴るのはこれだ。

そして涓滴岩を穿つみたいな良い話でもないが、穴の側面が絶えず空気バルブに打ちつけられる事によりホイールのバルブ穴が広がる。アルミホイールなので穴が広がりながらえぐれて鋭くササクレる。そのササクレを放置すると次の新品チューブもあっさりパンクしたりする。パンクしたまま走ったらホイールチェックだ。ササクレた穴周りはヤスリでならす。

走るステージ、走り方によると思うが、6インチタイヤのライフ自体はそんなに長くない。7インチ8インチに比べたら同じ距離を走った時のタイヤの回転数も多いのだ。私の感想として1000kmくらい?もうちょい?くらいの感覚だった。キレイなアスファルトをゆっくり走ればもっと長持ちするだろう。

ATタイヤはウレタンのストリートウィールに比べると快適性は段違いに良いが、ランニングコストとメンテナンスの手間が掛かる。とくにメイン機として走り倒すならタイヤは常に気にしたほうが良いだろう。

チューブの修理はなかなか難しい。チューブ自体が小さすぎてゴムパッチが貼りにくい。自転車のチューブ修理のように上手くできなかった。私の技量不足かもしれない。一度ゴムパッチとゴムのりで修理したチューブ(ATタイヤ)で走ったことがあるが、即空気が抜けたので今後は潔く新品交換することにした。

ATをメイン機にする人、さらにエアレスではなくチューブ式の空気タイヤの人はチューブとタイヤの予備は持っていたほうがいいだろう。