GTX改 その他作業③

前回はVESC関連だったが、今回はモーター関連だ。

↑ ふたつのモーターセンサーコネクタがある。上がevolve純正モーターの5ピンコネクタ。下はVESCで使うために自力で変更した6ピンコネクタ。ようは上のコネクタを下のコネクタに変更する作業が必要となる。
↑ FSESCの図面。2がモーターのホールセンサー。今回のコネクタを挿す場所だ。「-」はマイナスで黒い配線、「5V」がプラスで赤い配線。H1〜H3がホールセンサー。evolveでは黄色、白、青を使っている。この H1〜H3だけは挿す順番が入れ替わっても問題がない。VESCのモーターキャリブレーションで勝手に上手く検知してくれる。TMPは温度センサーだがevolveのGTシリーズのモーターはこれが無い。ゆえに5ピンなのだ。6ピンにする上でTMPは空けておく。TMPがなくてもモーターの動作にはとくに支障がない。

この手のコネクタの変更は自作電動スケボーにおけるほぼ必須となる作業、および知識だ。カシメが出来る必要がある。

カシメはこちらのサイトがとても参考になる。VESCでは2mmピッチのPHがメインだ。JST(日本圧着端子)のコネクタがVESCの標準コネクタなのだ。リンク先に「挿抜頻度が多い場合は注意」と書いてある。実際にしっかりカシメないと抜ける時はあっさり抜ける。引っ張って確認した上で、モーター自体のキャリブレーションおよび動作確認をしたうえで、そのあとJSTコネクタとケーブルの付け根にグルーガンで接着までやった方が良い。

↑ 黄色い三角のコネクタはMT30コネクタ。GTシリーズのモーターはこのコネクタである。今回はこれをバッサリ切ってamass3.5mmバレットコネクタに変更する。
↑ FSESCにはモーターケーブルにコネクタが無い。自分で付けろということだ。画像の金色のコネクタは4mmバレットコネクタ。用意したものの少し考えた末に3.5mmに変えた。3.5mmの方がコンパクトだからだ。

このモーターのコネクタを変える作業は地味に面倒だ。カシメ、ハンダづけ、両方の技術が必要となる。

今回はここまで。